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今季初得点の香川に独メディアは一定の評価…ゴールシーンでは「まさに正しい位置」

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香川は今季初得点を決めた

 ドルトムントは現地時間20日に行われたブンデスリーガ第5節でハンブルガーSVに3-0で快勝。この試合で今シーズン初ゴールを挙げたMF香川真司に対するドイツメディアの評価は及第点以上となっている。

 今シーズンのリーグ戦で初の先発出場を果たした香川。この試合の24分、FKからのボールをDFエメル・トプラクがゴール前に落とすと、それを押し込み、チームに貴重な先制点をもたらしている。そのほかにもFWアンドリー・ヤルモレンコにスルーパスを送るなど、66分までのプレーで攻撃においての存在感を示し、敵地での勝利に貢献した。

 結果を出した香川に対する『キッカー』での評価はFWピエール・エメリク・オーバメヤンらチームメイト5人と同じく「3」と及第点。香川のゴールでは起点となり、オーバメヤンによる追加点をアシストしたヤルモレンコが単独最高の「1.5」、チーム3点目を決めたMFクリスチャン・プリシッチも「2」と高く評価された。

 一方、地元メディアの『WAZ』では香川に対する評価はDFソクラティス・パパスタソプロスやトプラク、オーバメヤンと同じ「2.5」。ヤルモレンコ(「1.5」)、GKロマン・ビュルキやプリシッチ(「2」)に次ぐチーム4位タイの点数となっている。

「ペナルティーエリアでトプラクからのヘディングが当たると、素早く反応し、至近距離から(相手GK)マテニアを超えるシュートを決めている。その他、たくさんのボールが彼の頭上を超えていったため、序盤は苦しんだが、試合に入り込んだ」と寸評された。

 『ルールナハリヒテン』でも香川のパフォーマンスはトプラク、オーバメヤン、プリシッチに並び「2.5」。ヤルモレンコ(「1.5」)やビュルキ(「2.0」)に次ぐチーム3位タイの評価となった。

 同紙は香川について「今シーズン初めてスタートした彼は24分、トプラクのアシストに近距離弾で“サンキュー”。まさに正しい位置に立っていた」とコメントさらにゴールは通算37得点目で、ブンデスリーガにおける日本人最多ゴールの記録に並んだことも言及している。

 HSV側ではDF酒井高徳は48分までプレー。香川と同様、今季リーグ戦初めてスタメンに名を連ねた同選手は左SBとして出場したが、『キッカー』での評価は「5.5」と両チーム最低タイと辛口。マッチレポートでは「ヤルモレンコに手を焼いた」などで苦戦を強いられたことが指摘されている。

 なお、HSVのU-23チームに所属するFW伊藤達哉はこの試合で初めてトップチームのベンチ入りを果たしたが、出番は訪れなかった。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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