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[関東]木戸や柴戸がゴール!“後期の明治”が覚醒か、首位・筑波大は公式戦4戦ぶり白星:第13節

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終盤のゴールで勝利を決めた明治大

第91回関東大学サッカーリーグ戦1部


 第91回関東大学サッカーリーグ戦1部の第13節が23、24日に各地で行われた。総理大臣杯準決勝や後期リーグ開幕戦、天皇杯・大宮戦と公式戦3連敗中だった首位・筑波大駒澤大に3-1で勝利し、公式戦4戦ぶりの白星。2位と勝ち点1差で首位の座を守った。また残留争いでは慶應義塾大が9戦ぶりの白星で降格圏を脱出。10位に留まっていた日本体育大がついに降格圏の11位へ転落した。

 筑波大は公式戦4戦ぶりの勝利を飾った。天皇杯・大宮戦で出番のなかったFW北川柊斗(4年=名古屋U18)がPKを含む2得点を挙げ、MF西澤健太(3年=清水ユース)が1得点1アシスト。2-0から1点を返されたが、西澤のCKから北川が頭で決め、3-1で勝利した。敗れた駒澤大は後期開幕2連敗で8位から9位へ後退している。

 首位を追う2位・順天堂大東京国際大を3-2で下した。2-0から後半41分に2-2に追いつかれたが、後半アディショナルタイム3分に劇的決勝点。MF米田隼也(4年=静岡学園高)からリターンを受けたDF原田鉄平(4年=静岡学園高)が自ら決めた。粘りをみせた東国大だが痛恨の敗戦。後期開幕2連勝はならずに3位から、首位と勝ち点9差の4位へ下げた。

 勝ち点15で並ぶチーム同士の一戦。7位・明治大は9位・専修大に3-2で勝利し、後期リーグ初白星を飾った。“後期の明治”の快進撃をここからみせることができるか。明大は7位と変わらず、敗れた専大だったが9位から8位へ上がっている。

 前半18分にMF柴戸海(4年=市立船橋高・浦和内定)のゴールで明大が先制。同24分にはMF中川諒真(2年=浜松開誠館高)が追加点を挙げる。後半16分にはPKで失点したが、同35分に主将のFW木戸皓貴(4年=東福岡高)がダメ押しの3点目。同42分に2失点目を喫し、1点差に追い詰められたが逃げ切った。

 流通経済大桐蔭横浜大に3-2の逆転勝ち。首位と勝ち点7差を維持し、4位から3位へ順位を上げた。前半18分までにFW石川大地(4年=水戸啓明高)に2点を奪われたが、そこから一気に逆転。前半43分、途中出場から1分後に新潟内定・MF渡邉新太(4年=新潟ユース)が1点を返し、後半には途中出場のMF渋谷峻二郎(3年=流通経済大柏高)が2発の活躍。逆転勝利した。

 待望の白星を手にしたのは11位・慶應義塾大。総理大臣杯覇者の法政大を2-1で下し、実に9試合ぶりの白星獲得。8戦ぶりに降格圏を脱出し、10位へ浮上した。なお、この結果により残留圏と最下位・桐蔭横浜大の間は勝ち点5差に開いている。

 6位・東洋大は10位・日本体育大に4-1で勝利し、リーグでは6試合ぶりとなる後期初白星。順位は変わっていない。敗れた10位・日本体育大は、勝ち点で並ぶ11位・慶大が今節で勝利したため、勝ち点3差に離されると8試合ぶりに降格圏へ転落。5戦未勝利(1分4敗)と苦しい状況が続いている。

【第13節】(9月23日)
[BMWスタジアム平塚]
東洋大 4-1 日本体育大
[東]坂元達裕(29分)、丹代藍人(37分)、渡邉拓也(45分+2=補・浦上仁騎)、勝野瑛(59分=補・松崎快)
[日]小林颯(42分=補・福田圭佑)

法政大 1-2 慶應義塾大
[法] 黒崎隼人(36分)
[慶]渡辺夏彦(15分=補・池田豊史貴)、渡辺恭平(90分=補・近藤貫太)

(9月24日)
[中台運動公園陸上競技場]
明治大 3-2 専修大
[明]柴戸海(18分=補・岸本英陣)、中川諒真(24分=補・金原唯斗)、木戸皓貴(80分=補・櫻井敬基)
[専]岸晃司(61分=PK)、氣田亮真(87分)

順天堂大 3-2 東京国際大
[順]柳澤亘(13分=補・旗手怜央)、米田隼也(18分=補・杉田真彦)、原田鉄平(90分+3)
[東]安東輝(28分=PK)、音泉翔眞(86分)

[日立市民運動公園陸上競技場]
流通経済大 3-2 桐蔭横浜大
[流]渡邉新太(43分)、渋谷峻二郎2(71分、75分)
[桐]石川大地2(3分、18分=補・山崎健之郎)

筑波大 3-1 駒澤大
[筑]北川柊斗2(31分=PK、48分=補・西澤健太)、西澤健太(37分=補・近藤太)
[駒]渡邉黎生(43分)


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