beacon

[プレミアリーグEAST]トップ昇格内定、ルヴァン杯で得点記録の柏U-18DF宮本、「愛される選手」へ悩みながら前進中

このエントリーをはてなブックマークに追加

相手の突破を身体を張って食い止める柏レイソルU-18のU-18日本代表SB宮本駿晃

[9.24 高円宮杯プレミアリーグEAST第14節 柏U-18 1-2 FC東京U-18 日立柏総合グランド(人工芝)]

 柏レイソルU-18は連動性高いパスワークでFC東京U-18に的を絞らせず、また守備面でも「ハマっていた」。この試合へ向けて良く準備、組織されていたが、同点に追いついて流れの良い中で作った決定機で決めきれず、逆に勝負どころの失点で敗戦。トップチーム昇格が内定している左DF宮本駿晃(3年)は「際のところ」を敗因に上げ、2失点に絡んだ自分の責任であることを強調していた。

 前半8分にCKから失点したシーンでは得点者にマークを外され、後半34分の決勝点では相手の連続攻撃の中、自分の目の前で決められてしまった。勝負を左右する際のところでの守る、攻める部分は彼の強み。それだけに「自分も自信を持っていたんですけど、最近は自分の特長のプレーを出せていない。チームに活かせてていない。チームで活かせるようにしたい。考え方を変えてみると上手く行ったりするので、一回、考え直して整理してまたやっていきたい」と誓っていた。

 宮本は今年5月31日のルヴァン杯・札幌戦でトップチームデビュー。後半27分に左足ミドルをゴール右隅へ突き刺して公式戦初ゴールも決めて周囲を驚かさせた。トップチームの公式戦でスタジアムの熱気を味わい、そこで攻撃力を発揮。将来へ向けても大きな一歩を踏み出した。

 身体を張った守りでチームを盛り上げることもできる好選手だ。だが、ルヴァン杯で守備の1対1の部分などで課題が出たという宮本は、課題克服にも取り組みながらの毎日を送っているが、最近は年代別日本代表候補合宿含めていいプレー、チームに貢献するプレーができていないと分析している。

 それだけに今は、来季へ向けて考え、悩みながら自分の良さをチームの中で発揮して、チームの結果に繋げられるように変えていくこと。将来、「大事なところにいたり、攻撃参加して相手を驚かせられるようにできる選手になりたいです。信頼されるというか、愛される選手になりたい」と語る中盤兼任の攻撃的SBは、身近にいる目標というトップチームのMF輪湖直樹らからも学びながら、柏で愛される選手を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●2017プレミアリーグEAST

TOP