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W杯予選PO控える豪州…窮地の指揮官をFWケーヒルが擁護「いざ去ってから恋しくなる」

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批判が相次いでいるオーストラリア代表のアンジェ・ポステコグルー監督

 ロシアW杯アジア最終予選でグループ3位に終わったオーストラリア代表は5日、敵地でシリアとのアジアプレーオフ第1戦を迎える。依然として、アンジェ・ポステコグルー監督の評価は賛否が分かれているが、FWティム・ケーヒルは指揮官を擁護する姿勢を見せた。現地メディア『ヘラルド・サン』が伝えている。

 ポステコグルー監督は2013年、オーストラリア代表監督に就任。パスワークを指向する方針に舵を切り、15年には初めてアジアカップを獲得するなど、評価を着実に積み上げてきたが、8月末の最終予選で日本代表に敗戦(●0-2)してグループ3位に転落。プレーオフに回ったことで、国内では批判が相次いでいる。

 しかし、“日本キラー”としても知られる37歳のストライカーは、そのような流れに乗るつもりはない。「私の好きな言葉は『いざ去ってしまった時に、誰かを恋しく思うものだ』というものだ」と慣用的な言い回しを引き合いに出し、指揮官への全幅の信頼をアピールした。

「彼はこの4年間で、2015年のアジア杯を優勝し、日本代表とのアウェーゲームを除けばアジア最終予選で無敗を続け、オーストラリアのサッカーの歴史を変えてきた」。過去の成績を持ち出してポステコグルー監督の功績を称えたケーヒルは、「いま、オーストラリア代表は試合を支配しているが、それは彼の功績だろう。彼が去ってしまえば、きっと寂しく思うことになる」と話した。

 オーストラリア代表は5日にアウェー、10日にホームでシリアとのアジアプレーオフを実施。ここで勝利すれば、11月に北中米カリブ海予選の4位と大陸間プレーオフを戦う。なお、シリアとのアウェーゲームは政情不安により、中立地のマレーシアで行われる。

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