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セリエとプレミアを制したコンテ、イタリアの方が「より簡単だった」と語る理由は…

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2大リーグで制覇した実績を持つチェルシーのアントニオ・コンテ監督

 チェルシーアントニオ・コンテ監督は、プレミアリーグとセリエAでの経験を比較。イタリア制覇はより簡単だったとし、イングランドトップリーグの難しさについて語った。

 コンテ監督は2010-11シーズンにユベントスの監督に就任すると、それから3季連続で同チームをセリエA優勝に導いた。そしてイタリア代表での指揮を挟んだ後、2016-17シーズンからチェルシーの監督に就任。イングランド初挑戦ながら自身の戦術をチームに浸透させ、リーグ戦30勝を記録するなど圧倒的な強さでプレミアリーグを制してみせた。

 そんな2つの欧州トップリーグで優勝経験を持つ48歳のイタリア人指揮官は、プレミアリーグの難しさについて語った。

「私は毎日クラブにコミットしている。タイトル防衛はとても難しいからね。このリーグではどのチームも強敵だ。連覇は本当にタフな挑戦だね」

 そしてイタリア時代を振り返り、ライバルチームの弱体化によって優勝は簡単なものになったとの見解を示した。

「ユベントスで最初にタイトルを獲った時、ミランとの激しい優勝争いになると予想していた。しかし、彼らはズラタン・イブラヒモビッチとチアゴ・シウバをパリSGに売却したことにより、チーム力が落ちてしまった。2度目の優勝も単純なものではなかったが、もっと簡単だったね」

 現在勝ち点13の3位で、6ポイント差でマンチェスターの2チームを追っているチェルシー。競争相手が大型補強によってさらに強くなったとしながらも、意欲的に戦って結果を受け入れる必要があると意気込みを語った。

「イングランドでは昨季から今季にかけて、どのチームも強力なメンバーを揃えて強くなっている。昨シーズンは素晴らしい戦いをしたと思うよ。ビッグクラブがひしめき合う中、タイトルを獲ったんだからね」

「マンチェスター・シティは昨季から素晴らしいチームだった。そして今夏の記録的な移籍市場の後、多くのことが改善されている。このリーグは簡単ではない。全試合で野心を持ち、ベストを尽くそうとしなければならない。いつでも正しい野心を持つ必要があるね。しかし同時に、相手チームにも敬意を示さないとね。誠実さを持って結果を受け入れる必要がある」

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