beacon

今季導入のビデオ審判を侮辱したユーベSD、イタリア初の処分が下る

このエントリーをはてなブックマークに追加

今季からブンデスリーガやセリエAでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されている

 セリエAは3日、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の審判を侮辱したとして、ユベントスのファビオ・パラティッチSD(スポーツディレクター)に2週間の職務停止処分を下した。『フォックス・スポーツ』が伝えている。

 ユベントスは1日のセリエA第7節でアタランタと対戦。後半11分のユベントスの得点後、直前のファウルに対してVARが用いられてノーゴールの判定に。また後半37分には再びVAR判定によりユベントスはPKを獲得したもののFWパウロ・ディバラが決め切れず、2-2のドローで開幕からの連勝がストップしていた。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はVARに費やす時間と使用基準に対して批判をしており、「サッカーの試合はバスケットの試合ではない」と冷静に苦言を呈した。しかしさらに攻撃的で過激な表現により侮辱したパラティッチSDには、2週間の職務停止と2万ユーロ(約265万円)の罰金処分が下された。

 VARに対する侮辱行為で選手や関係者に処分が下されたのはセリエA初となった。今季からセリエAやブンデスリーガに投入され、すでに多くの判定を覆してきたVAR。その有効性は認められつつも、使用基準に関してはもう少し議論する余地がありそうだ。

●セリエA2017-18特集

TOP