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レーブ監督、CL&ELでのドイツ勢の低迷ぶりに警鐘「警告として受け取れるだろう」

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ブンデスリーガクラブの不振を懸念するヨアヒム・レーブ監督

 ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督は、今季欧州コンペティションでドイツ勢が経験している不振に言及。ブンデスリーガクラブに向けて警鐘を鳴らした。

 先月末のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、ヨーロッパリーグ(EL)でドイツ勢の6チームは6敗を喫した。CLではドルトムントライプツィヒバイエルンがそれぞれの試合を落とすと、ELでもヘルタ・ベルリンケルンホッフェンハイムも黒星を記録。その結果、UEFAカントリーランキングで前週にすでにイングランドに追い抜かれていたドイツは、イタリアと順位を入れ替える格好で4位に後退している。

 ドイツ勢の不振を代表の監督も問題視しているようだ。4日、W杯予選の北アイルランド戦に向けた前日会見に臨んだレーブ監督は次のように語った。

「欧州の舞台で6試合を落とすとなれば、それは警告として受け取れるだろう。CLやELですべての試合に敗れたのだから、当然いろいろ考えるべきだと思う。これがトレンドであるかについては、まだ様子を見なければいけない。シーズンがスタートしたばかりなので、結論を出すのはもちろん早すぎるけどね」

「ただ、今世紀を少しばかりか振り返ってみると、ドイツのチームはこの17年間、それほど多くのタイトルを獲得したわけではないことを受け止めなければいけない。『ブンデスリーガは世界最高のリーグ』という声をたまに耳にすることもあったが、実際にそうなのか、自分たちに問いかけるべきだろう」

「スペイン勢を見てみると良い。彼らはその期間でたくさんのタイトルを勝ち取ってきている。今は分析する時期ではないが、我々(代表スタッフ)はそれについてたくさん考えさせられている。ドイツのみに素晴らしいタレントがいるわけでもない。それは大きな誤解だ」

 また「ドイツ代表はクラブチームのお手本となれるか」と問われたレーブ監督はこのように返した。

「我々の仕事は、ファンを楽しませるようにドイツという国を代表すること。そしてW杯に向けて最善の準備を進めることだ。それはできている。我々の責任はそこにある」

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