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山口蛍、2年連続バースデー弾ならずも先制PK誘発

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2年連続で誕生日に代表戦を迎えたMF山口蛍

[10.6 キリンチャレンジ杯 日本2-1ニュージーランド 豊田ス]

 27歳のバースデーを勝利で祝った。後半4分、日本代表MF山口蛍(C大阪)の放ったシュートが相手選手のハンドを誘い、PKを獲得。これをFW大迫勇也が沈め、先制点を奪った。

 この日、27歳の誕生日を迎えたボランチは前半38分にも右足でミドルシュートを狙ったが、枠を捉えられず。ちょうど1年前の昨年10月6日に行われたW杯アジア最終予選・イラク戦(2-1)。後半アディショナルタイム5分に自らバースデーゴールとなる決勝点を決め、劇的勝利の立役者となったが、2年連続のバースデー弾はならなかった。

 チームは3試合ぶりに4-2-3-1のシステムを採用し、初めてMF井手口陽介とダブルボランチを組んだ。それでも「そんなに違和感なくできた」と振り返り、「(井手口)陽介は動き過ぎるところがあるので、そこをうまくやればもっと良くなると思う」と、今後に生かせる課題も見えた。

「今までより前で(ボールを)取る回数が多かった。そこは良かったと思う」。後半15分にMF小林祐希が入ってからはシステムも4-3-3に変わり、アンカーでプレー。「(小林)祐希が落ち着かせてくれて、タメができた。なるべく攻撃に行かせてあげられるようにした」。周囲を生かしながら、MF長谷部誠不在の中盤を支えた。

(取材・文 西山紘平)

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