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崖っぷちオランダ、ベラルーシ撃破で最終節に望みつなぐも…W杯出場は絶望的な状況に

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オランダ代表は望みをつないだが…

[10.7 W杯欧州予選 ベラルーシ1-3オランダ]

 W杯欧州予選の第9節が7日に行われ、A組のオランダ代表は敵地でベラルーシ代表と対戦し、3-1で勝利した。最終節は10日にスウェーデン代表とホームで対戦する。

 欧州予選は各グループ首位に本大会出場権が与えられ、2位の成績上位8チームがプレーオフ進む。グループAのオランダは、第8節を終えて4勝1分3敗。2位スウェーデンと勝ち点3差で3位と厳しい状況だ。さらにこの試合の前にスウェーデンがルクセンブルクとの試合を終えており、8-0でスウェーデンが完勝。オランダがロシアへの望みをつなぐためには勝利が絶対条件となっていた。

 そんな中、オランダは前半24分、FWフィンチェント・ヤンセンがクロスバー直撃のシュートを放つと、直後に先制に成功。左サイドからFWライアン・バベルが上げたクロスをFWアリエン・ロッベンが左足で中央に落とし、MFデイビ・プレパーが右足ボレーで押し込み、スコアを動かした。

 だが、オランダが主導権を握りながらも追加点を奪えずにいると、後半10分に追いつかれてしまう。MFセルゲイ・バラノビッチがPA左に出したスルーパスをMFマクシム・ボロジコに左足ダイレクトでゴール右隅に流し込まれ、1-1。オランダは直後にMFトニー・ビリェナに代えてFWバス・ドストを入れた。

 同点に勢いづくベラルーシの攻撃を受ける形となってしまったオランダは、後半23分にFWフィンチェント・ヤンセンを下げてFWメンフィス・デパイを投入。攻勢を強めたが、なかなか決定的なシーンを作り出すことができない。それでも38分、左CKの競り合いからPKを獲得。これをキャプテンマークを巻いたロッベンが冷静に左隅に流し込み、勝ち越しに成功する。終盤はあわやのピンチもあったが、アディショナルタイム2分にデパイが意表を突いたFKを決め、3-1で勝利した。

 オランダは望みをつないだが喜んではいられない。最終節は2位スウェーデンとの直接対決だが、仮に勝利して勝ち点で並んだとしても、総得失点差でかなりの開きがある。現在、得失点差はスウェーデンが『+19』、オランダが『+7』となっており、6点を奪えば並ぶことができる。だが、次の比較対象となる総得点で『7』離れているため、逆転するためには7点差以上での勝利が必要。果たしてオランダはこの状況を乗り越え、ロシア行きの切符を掴み取ることができるのだろうか。

 以下、グループA順位表と最終節日程

【順位表】
1.フランス(20)+11
2.スウェーデン(19)+19
3.オランダ(16)+7
4.ブルガリア(12)-5
5.ベラルーシ(5)-14
6.ルクセンブルク(5)-18

第10節
10月10日(火)
ルクセンブルク 27:45 ブルガリア
フランス 27:45 ベラルーシ
オランダ 27:45 スウェーデン

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