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W杯3位オランダは事実上の終戦…ロッベンも諦めムード「これで戦いは終わった」

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アリエン・ロッベンは1ゴール1アシストと奮闘したが…

 オランダ代表は7日、W杯欧州予選の第9節でベラルーシ代表と対戦し、3-1で勝利。勝ち点上では本大会出場に望みをつないだが、オランダ『テレグラフ』は「オレンジ(オランダ代表の愛称)のW杯出場は不可能」「オレンジにとってW杯は“ユートピア”(理想郷)のようだ」と絶望的な状況を伝えている。

 欧州予選は各グループ首位に本大会出場権が与えられ、2位の成績上位8チームがプレーオフ進む。グループAのオランダは、第8節を終えて4勝1分3敗。2位スウェーデンと勝ち点3差で3位という状況だった。だが、試合前にスウェーデンがルクセンブルクに8-0で大勝。これを受け、オランダも大差で勝利したかったが、2点差での勝利にとどまった。

 最終節では、オランダがホームにスウェーデンを迎え、直接対決となるが突破に向けた状況は厳しい。まず、勝ち点3差は変わらないため、オランダの勝利が絶対条件。その上で現在、得失点差で『12』、総得点では『7』離れているため、7点差以上をつけて勝利しなければならない。

 この厳しい状況に、1ゴール1アシストと奮闘したFWアリエン・ロッベンは「これで戦いは終わったと言えるだろう。スウェーデンに6-0以上で勝つことは不可能だと誰もが思っているはずだ。それでも、多くのサポーターがスタジアムに来てくれることを願っている」と事実上の“終戦”を受け入れつつ、最終節でベストを尽くすと誓った。

 また、ディック・アドフォカート監督は「我々には可能性が残されている。それは非常に困難であることは事実だが、まだ終わっていない。戦うチャンスがある」と奇跡的な突破を信じている。運命の決戦は10日。“オレンジ軍団”が前回大会3位の意地をみせる。

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