beacon

[球蹴男児U-16リーグ]鵬翔の勢い跳ね返した長崎総科大附が5発快勝!来季の1部10チーム入り!

このエントリーをはてなブックマークに追加

長崎総合科学大附高の10番MF益田玲音は1点目に繋がるPKを獲得したほか、5点目を決めた

[10.8 球蹴男児U-16リーグ第17節 長崎総合科学大附高 5-0 鵬翔高 鹿屋体育大ラグビー場]

 九州地域のU-16の年代において長期に渡るリーグ戦を通して、選手の育成および指導者のレベルアップを図る「2017 球蹴男児U-16リーグ」は8日、最終節を行い、長崎総合科学大附高(長崎)が鵬翔高(宮崎)に5-0で快勝。長崎総科大附は10位に入り、1部2部制になる予定の来季の1部10チーム入りを果たした。

 最終節までもつれ込んだ10位争いは長崎総科大附が制した。白星を逃せば、熊本国府高や鹿児島実高の結果次第で10位から後退する可能性のあった長崎総科大附は必勝を期した試合。一方ですでに来季の2部が決まっている鵬翔も試合前から「道連れにしてやろうぜ!」などの声が飛び交うなど、気合十分で試合に臨んでいた。

 試合序盤はその鵬翔が勢いのあるサッカーを見せる。力強い動きでポイントとなっていたFW治田千尋がボールを収め、シュートまで持ち込んでいたほか、2列目のMF土橋空翔が上手く相手の間でボールを受けてそこからドリブルとラストパス。この2人を中心にテンポの良いパスワークも見せるなど長崎総科大附の圧力を押し返していた。

 だが、長崎総科大附は最終ラインでチームを引き締めていたCB鶴田快聖やCB川中翔真が鵬翔の攻撃を跳ね返す。そしてMF益田玲音のスペースを狙った配球やFW岡田恭平のテクニカルなドリブル、抜け出しなどでチャンスを作ると23分、交代出場のMF朴宰賢のスルーパスから益田がPKを獲得する。

 これを岡田が右足でゴール右へ決めると、41分にも朴が加点して2-0で前半を折り返す。後半、鵬翔は2点差のまま試合を進めたが、長崎総科大附は30分に岡田が2人抜きシュートを決めると、38分にもクロスからのシュートで決めてハットトリック達成。試合終了間際にも益田が決めて5-0で快勝した。

 岡田は「今日はなんとしても勝たないといけない試合だった。チームみんなで守備も攻撃も一丸となって戦って、結果的に5点取れたので良かったです」。シーズン序盤は下位に低迷したが、シーズンが進むにつれて巻き返し、最終的には6勝6分5敗の成績でフィニッシュ。岡田は「このリーグ戦が中断している時に遠征積んで、自分たちの課題を克服してレベルアップすることができた。最後の最後で追いつかれてなかなか勝ちきれないというのがあったけれど、最後までしっかり走れる体力と集中力を改善していきました」。勝たなければならない最終戦ではしっかりと集中力と体力を発揮して5-0で快勝。今後に繋げる白星を挙げたとともに、来年の1年生たちに1部での戦いをプレゼントした。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2017 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

TOP