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U-17日本代表、フランス戦は先発2人変更へ…森山監督「蜂のように」

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フランス戦に臨むU-17日本代表

 11日にU-17W杯インド2017第2戦でU-17フランス代表と対戦するU-17日本代表は10日、インド・グワハティーの練習場で前日練習を行った。

 6-1で大勝したホンジュラス戦から中2日でグループ最大の山場となるフランス戦へ。先発は2人を入れ替え、同試合で負傷退場したキャプテンのMF福岡慎平(京都U-18)、MF鈴木冬一(C大阪U-18)に代わって、MF奥野耕平(G大阪ユース)、DF馬場晴也(東京Vユース)のスタメン入りが予想される。

 最終ラインは馬場とDF小林友希(神戸U-18)がセンターバックのコンビを組み、DF菅原由勢(名古屋U-18)が右サイドバック、MF喜田陽(C大阪U-18)が左サイドバックにシフトする見込み。FW久保建英(FC東京U-18)は第1戦に続き、ツートップの一角での先発出場が濃厚だ。

 ホンジュラス戦で左足を痛めたキャプテン福岡はベンチスタートへ。怪我の状態について、森山佳郎監督は「福岡本人もドクターも大丈夫と言っている。様子を見ながらという感じ」と説明した。

 対戦相手のフランスはU-17欧州選手権5位で本大会出場を決め、2大会連続6回目の出場となる。ニューカレドニア戦で2ゴールを記録した大会注目のストライカーFWアミン・グイリ(リヨン)を筆頭に、FWに180cm越えの選手が4人。前線の高さを警戒し、この日の練習ではセットプレー対策も入念に行った。

「ホンジュラス戦よりも守備の時間は長くなる。ゴール前で体を張らないといけないシーンは増えると思う」。高さと速さのある攻撃陣に不用意なファウルを与えないことも重要になるが、いざセットプレーの局面となれば、「体をぶつける。フリーで打たせない。カバーも含めてなんとか防ぐ」と森山監督。185cmのDFリーダー小林を中心とした守備陣の奮闘が期待される。

 初戦でフランスは7ゴールと爆発したが、日本も堂々の6ゴール。指揮官は「うちも負けないくらいの攻撃力はある」と断言。「フランスのDF陣は大きい分、そんなに敏捷には動けないと思う。大きければ大きいほどチャンスとも言える。蜂のようにすばしっこく、するするすり抜けて相手のゴールに迫っていきたい」。一歩も引けを取らない自分たちのサッカーでフランスを打ち破り、グループリーグ突破を決めにいく。

(取材・文 佐藤亜希子)

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