beacon

[球蹴男児U-16リーグ]長崎南山に2点差追いつかれるも、鹿児島城西が失点直後の赤谷V弾で最終節勝利!

このエントリーをはてなブックマークに追加

鹿児島城西高DF赤谷稜平(右)は決勝点を決めた

[10.8 球蹴男児U-16リーグ第17節 鹿児島城西高 3-2 長崎南山高 垂水市多目的広場]

 九州の強豪18チームが優勝を争った「2017 球蹴男児U-16リーグ」は8日、最終節を行い、鹿児島城西高(鹿児島)が長崎南山高(長崎)に3-2で勝利。鹿児島城西は6位、長崎南山は15位でリーグ戦を終えた。

 FW池田真太朗の弾丸ミドルなどで攻める鹿児島城西は前半12分、右CKが相手オウンゴールを誘って先制する。その後もMF藤田啓太朗を起点にボールを左右へ大きく動かして攻める鹿児島城西は左MF西田崇人の縦への仕掛けなどから2点目のゴールを目指す。

 一方、後方から正確にボールを繋いで攻める長崎南山は、前半終了間際に左MF浦匡佑の右CKからDF出口瞬平が決定的なヘッドを放つなど反撃。だが、後半3分にも鹿児島城西FW池田に決められて2点を追う展開となってしまう。

 鹿児島城西はSB、CBでスピード、コンタクトの強さを見せるDF赤谷稜平が抜群の存在感を放つなど、相手の攻撃を封じ込む。だが、ハーフタイムに3人を入れ替えて前線から勢いのある攻守を見せる長崎南山は後半14分、敵陣高い位置でボールを奪い返したMF荒木陽水が左足シュートを決めて1点差。そして27分には抜け出した荒木が再び決めて同点に追いついた。

 長崎南山は29分にもFW林龍哉が決定機を迎えたが、右足シュートを鹿児島城西GK戸田哲平がビッグセーブ。逆転のピンチを逃れた鹿児島城西は逆に31分、赤谷が勝ち越しゴールを決めて突き放す。

 戸田は「後ろから積極的に声を出してみんなで勝とうという気持ちを持っていて、その勝とうという気持ちが3点取ったのにも繋がったと思います」。前日の熊本学園大付高戦では後半35分に0-2とされながらも、そこからの5分間で2点を奪い返してドロー。この日も追いつかれた2分後に勝ち越し点を奪い取った鹿児島城西が執念を見せて白星で「2017 球蹴男児U-16リーグ」を終えた。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2017 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

TOP