beacon

W杯出場を逃した米代表FW、サッカー人気低下を危惧

このエントリーをはてなブックマークに追加

アメリカはW杯出場を逃した

 現地時間10日、ロシアW杯の北中米カリブ海地区予選が行われ、1試合を残して3位に付けていたアメリカ代表はトリニダード・トバゴとのアウェー戦で1-2で敗れた。

 同じ開催時刻で行われていた試合で、パナマはコスタリカを下して3位に浮上。ホンジュラスもホームでメキシコを下し、勝ち点でアメリカを逆転して4位となり、大陸間プレーオフ進出を決めている。

 最終節での黒星で5位に沈み、W杯連続出場記録が7で途絶えたアメリカ。そのアメリカ最大の得点源であるジョジー・アルティドールが、自身のSNSで失意のコメントを明らかにしている。

「USMNT(アメリカ男子代表チーム)を応援してくれたみなさん、きっと今回のW杯予選を残念に思っていることだろう。この結果は私たちにとっても絶望的なものだった」

 その一方でアルティドールは「この国ではサッカーを継続的に成長させていく必要がある。代表チームはこれ以上に強くならなければいけない。(W杯出場を逃したことで)その課題を改善することが今まで以上に難しくなったかもしれない」と続け、ロシアW杯への出場がならなかったことで、アメリカにおけるサッカーへの関心が低下することを懸念しているようだ。

 また、「W杯予選を通して、皆さまから受けた声援に感謝したい。アメリカ代表にとって、困難な時期を迎えてしまった。しかし、アメリカ全土で草の根レベルでサッカーへの関心を高めることが、これまで以上に重要になってくる。サッカーから最高の喜びを感じる瞬間はこれからもやってくる。誰もが感動するような試合を目の当たりにできるはず。そのために、みなさんの支援がこれからも必要だということをご理解頂きたい」とメッセージ。

 アメリカでのサッカー人気が低下することを危惧しながらも、ファンにアメリカ代表への今後の応援を呼びかけている。

 1989年生まれのアルティドールは2006年、ニューヨーク・レッドブルズで16歳にしてトップデビューを果たした後、ビジャレアル、ヘレス、ハル、ブルサスポル、AZ、サンダーランドなどヨーロッパのクラブを渡り歩いた。現在はトロントFCでプレーしており、まだ27歳ながらすでにアメリカ代表として110キャップを刻んでいる。

●ロシアW杯北中米カリブ海予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP