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東京五輪代表監督就任の森保氏、西野技術委員長は「Jで最高の実績を持つ指導者」と評価

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東京五輪代表監督に就任する森保一

 日本サッカー協会(JFA)は12日、都内のJFAハウスで理事会を開催し、20年に開催される東京五輪の男子日本代表監督に森保一氏が就任することが承認されたと発表した。

 森保氏は12年から率いた広島で就任初年度から2年連続リーグ制覇を果たすなど、4年間で3度のリーグ優勝へと導いており、取材に応じた西野朗技術委員長は「Jリーグの中でも最高の実績を持った指導者だと考えている」と評価。また選考基準として、「23歳以下の代表チームの監督として、育成世代の指導経験、国際経験を持っており、そういう経験を経て、Jリーグ国内のトップレベルの監督して、トップのチーム作りに対する実績を持っている指導者」と挙げており、年代別代表のコーチを務めて07年U-20W杯にも参加した森保氏に白羽の矢が立ったようだ。

 西野技術委員長は、リオデジャネイロ五輪がグループリーグ敗退に終わった結果を踏まえ、「ただ自国開催だからといって、トップ3に(入れる)という世界でもない」と前置きしつつも、「当然トップ3、メダル獲得は目標として持たないといけないし、想像以上のアドバンテージの中で戦えると思うので、遠い目標ではないと思っている」と語った。

 なお、コーチングスタッフは「彼の意向に沿った形を考えており、調整中」とのこと。チームは12月にタイ遠征を行い、「メンバー選考という形で捉えている。メンバーを絞ってもらう大会」という国際大会に参加予定で、来年1月に公式戦初戦となるAFC U-23選手権(中国)に出場する。

 また、森保氏もJFAを通じてコメントを残しており、「監督としてタスクは大きく二つある。一つはもちろん成績。目指すところは当然、メダル獲得です。また歴代監督と同様、20年の東京五輪を経て、22年のカタールW杯に多くの代表選手を送り込むことも重要な任務だと考えている」と意気込みを示している。

(取材・文 折戸岳彦)

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