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“自動昇格圏”2位福岡の連勝は3でストップ、アウェーで大分とドロー

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[10.14 J2第37節 大分1-1福岡 大銀ド]

 J2リーグは14日、第37節を各地で行い、自動昇格圏の2位アビスパ福岡はアウェーで大分トリニータと対戦し、1-1で引き分けた。福岡の連勝は3でストップ。大分は4戦負けなし(1勝3分)となった。

 プレーオフ圏内に勝ち点差1に迫る9位の大分は、前節の岐阜戦(△3-3)から先発2人を変え、フォーメーションを3-1-4-2に変更。期限付き移籍契約の関係で出場できないMF鈴木惇は累積警告の出場停止が重なり、MF山岸智はベンチスタート。MF黄誠秀が今季初先発を果たし、5試合ぶりスタメンのMF姫野宥弥がアンカーに入った。

 2位の福岡はフォーメーションを4-1-4-1に変えたが、先発は前節の横浜FC戦(○3-1)と同じ。横浜FC戦で途中出場ながら得点を決めたFW石津大介とFWウェリントンはいずれもベンチでキックオフを迎えた。

 大分は前半5分、姫野が左サイドにロングボールを送ると、MF松本怜がドリブル突破。軽く浮かせたクロスに黄が飛び込んだが、DF亀川諒史にクリアされた。同11分にはゴール前でボールを奪った姫野がそのままミドルシュート。大きく上に外れたが、上位の福岡に圧力をかけた。

 福岡は前半17分、MF駒野友一の左CKからニアサイドでFWジウシーニョがヘッド。大きく右に外れ、チャンスを生かすことができなかった。同35分、ジウシーニョはハンドでイエローカードを提示され、次節の千葉戦から2試合の出場停止が決まった。

 均衡を破ったのは大分だった。前半40分、左サイドでドリブル突破を試みた松本が駒野をかわし、利き足ではない左足でクロス。鋭いボールに飛び込んだFW三平和司が頭でねじ込み、7試合ぶりのゴールが貴重な先制点となった。

 ビハインドで折り返した福岡は後半開始からジウシーニョに変えてウェリントンを投入。ここまでチームトップの17得点を挙げているエースが入り、前線に起点がつくれるようになると、後半3分にMF山瀬功治のボレー、同4分にはFW松田力のヘディングで大分ゴールを襲った。

 そして後半7分、福岡が試合を振り出しに戻す。左サイドの亀川が中央にクロスを送り、ウェリントンが胸でマイナス方向に落とすと、アンカーの位置から走り込んだMFウォン・ドゥジェが右足を一閃。インサイドキックで綺麗にコントロールされたボールはゴール右隅に吸い込まれ、スコアは1-1となった。

 悪い流れを断ち切りたい大分は後半18分、着地の際に膝を負傷した三平に代えてFW伊佐耕平、黄に代えてMF小手川宏基を同時に投入する。一方の福岡も同19分、松田に代えて石津を入れ、さらに攻撃姿勢を強めた。

 後半25分、大分はロングボールに抜け出した伊佐が右サイドを突破。クロスに飛び込んだFW後藤優介のダイレクトシュートは相手に阻まれたが、こぼれ球に反応したMF川西翔太がフリーで右足を振り抜く。しかし、シュートは大きく枠を外れた。

 後半37分、互いに最後の交代カードを使う。大分は姫野に代えてDF岩田智輝が5月17日の長崎戦(●1-2)以来、23試合ぶりの出場を果たし、福岡は山瀬に代えてMF城後寿を投入した。

 その後は一進一退の攻防が続く。大分は川西、伊佐がシュートを放つと、福岡はロングボールをウェリントンに集め、ゴール前の混戦をつくりだす。後半アディショナルタイム3分、福岡は石津、大分は伊佐がシュートを打ったが、いずれも決めることができず、1-1のままタイムアップを迎えた。

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