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千葉屈指の守護神、日体大柏GK森川の理想形は「ノイアーの守備範囲でテア・シュテーゲンの足下」

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千葉屈指の守護神、日体大柏高GK森川拓海

[10.14 選手権千葉県予選決勝T2回戦 千葉明徳高 1-1(PK3-5)日体大柏高 日体大柏高G]

 千葉の注目GKは「ノイアーの守備範囲でテア・シュテーゲンの足下」と理想形を口にする。

 日体大柏高の184cmGK森川拓海(3年)は足下の技術に長けた実力派守護神だ。この日は前半からチームのポゼッションにまるで最終ラインの一員であるかのように参加。浮き球含めて正確なトラップを見せていたGKは時に、ハーフウェーライン付近にまで上がってショートパスを繋ぎ、そしてスペースへ落とす左足フィードで攻撃に厚みを加えていた。

 足下については「自信を持っています」と言い切る一方、「自分がミスしたら失点に繋がる。絶対にミスしないように割り切ってプレーしています」という。必要以上に足下に頼るのではなく状況判断しながら、チームが勝つため、内容が向上するためのプレーを心がけている。

 長身でクロスの対応やシュートストップなど安定感高い印象だが、本人はよりハイボールの処理や守備範囲をレベルアップさせたい考えだ。「初戦ということもあって自分もメッチャ緊張した」というこの日は、唯一と言える決定的なピンチで止めきれずに1失点。そこで止める勝負強さも身につけてチームを勝たせるGKになる。

 高校卒業後は関東大学リーグ1部の強豪へ進学予定。技術力と高さを兼ね備えたGKは目標に掲げるGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)やGKマヌエル・ノイアー(バイエルン)に自身を少しでも近づけて、4年後にプロ入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

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