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ドルトムント、ホームで2年半ぶりの敗戦…ライプツィヒに屈し今季初黒星

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ライプツィヒは前半25分にFWユスフ・ポウルセンが逆転ゴールを決める

[10.14 ブンデスリーガ第8節 ドルトムント2-3ライプツィヒ]

 ブンデスリーガは14日、第8節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでライプツィヒと対戦し、2-3で敗れた。香川は2試合ぶりのベンチスタート。チームが退場者を出したことも影響し、4試合ぶりの出番なしに終わった。

 試合は立ち上がりから激しく動いた。ドルトムントは前半4分、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが相手のバックパスに詰めてボールをカット。そのままドリブルで持ち込み、GKとの1対1から落ち着いて右足でゴール右隅に流し込んだ。

 しかし、昨季ブンデスリーガ初昇格で2位と躍進したライプツィヒも負けていない。前半8分のFWジャン・ケビン・オギュスタンのシュートはGKロマン・ビュルキに右足1本で防がれたが、同10分、中央後方からのFKをDFマルツェル・ハルステンベルクが頭で落とし、MFマルツェル・ザビッツァーがヘディングで同点ゴールを叩き込んだ。

 さらに前半25分、ライプツィヒはMFブルマがドリブルで左サイドを突破。DFジェレミー・トルヤンをかわして深い位置までえぐると、ゴールラインぎりぎりを中に切れ込んでゴール前に折り返し、FWユスフ・ポウルセンが左足で押し込んだ。

 1-2と逆転を許したドルトムントは後半開始からMFヌリ・サヒンとトルヤンを下げ、MFユリアン・バイグルとMFクリスティアン・プリシッチを投入。システムも3バックに変更して反撃を狙ったが、その矢先にまさかのアクシデントが待っていた。

 後半開始早々の2分、ライプツィヒはPA内に切れ込んだオギュスタンがDFソクラティス・パパスタソプロスに倒され、PKを獲得。しかもパパスタソプロスは一発退場となった。オギュスタンが自らPKを決めて3-1。ドルトムントは2点を追う展開になったうえ、数的不利の状況に立たされた。

 ドルトムントは後半6分、最後の交代枠でMFマキシミリアン・フィリップに代えてDFマルク・バルトラを投入。3バックを継続し、10人で反撃に出た。すると後半11分、ライプツィヒのDFシュテファン・イルザンカーが2枚目の警告で退場。互いに退場者を出し、試合は10人対10人となった。

 後半16分にはドルトムントにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が“味方”した。オーバメヤンがPA内でDFダヨ・ウパメカノと交錯し、転倒。主審は一度はプレーを流していたが、VARからの助言を受け、タッチライン横のモニターで映像を確認した結果、PKのジャッジを下した。後半19分、オーバメヤンがこのPKを自ら決めて2-3。1点差に追い上げ、一気に同点ゴールを目指した。

 終盤はドルトムントがボールを保持し、ライプツィヒ陣内に攻め込む時間が続いたが、3点目が遠い。後半39分、MFゴンサロ・カストロの右FKにFWアンドリー・ヤルモレンコが頭で合わせるが、GKの正面。後半アディショナルタイムには相手のミスを突いたオーバメヤンが決定機を迎えるが、シュートはGKのビッグセーブに阻まれ、こぼれ球に詰めたヤルモレンコのシュートは枠を捉えられなかった。

 結局、試合は2-3のままタイムアップを迎え、ドルトムントは今季8戦目で初黒星を喫した。ホームでの無敗記録も41試合でストップ。本拠地シグナル・イドゥナ・パルクでの敗戦は15年4月4日のバイエルン戦(0-1)以来、約2年半ぶりとなった。

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