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長友が“ミラノダービー”フル出場で勝利に貢献!イカルディのハットで8戦無敗のインテルは単独2位に

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DF長友佑都はフル出場

[10.15 セリエA第8節 インテル3-2ミラン]

 セリエAは15日、第8節を行った。日本代表DF長友佑都所属のインテルミランの167回目となる“ミラノダービー”は、インテルが3-2で勝利した。2試合連続で先発出場の長友は左サイドバックでフル出場。攻守に絡んで勝利に貢献した。

 7試合でリーグ最少3失点のインテルは4-2-3-1の布陣を採用。堅守の主因であるDFミラン・シュクリニアルとDFミランダをセンターバックで並べ、両サイドにFWイバン・ペリシッチとFWアントニオ・カンドレーバ、最前線にリーグ戦6得点のFWマウロ・イカルディが起用された。

 一方、前節・ローマ戦(0-2)で2連敗となったミランは、DFレオナルド・ボヌッチを3バックの中心に据えて3-5-2の布陣を敷く。FWニコラ・カリニッチが負傷離脱のため、最前線にはFWアンドレ・シウバとMFスソが並んだ。

 前半は互いに打ち合いを見せる。前半28分にインテルが先制に成功。右サイドの攻防を制したインテルはカンドレーバがカウンターを仕掛ける。精度の高いアーリークロスをゴール前に上げると、ボヌッチら2人の守備の隙間を抜けたイカルディが右足で押し込んだ。同44分にはミランが反撃。右サイドのFWファビオ・ボリーニがPA右を突破するが、長友がコースを制限したことでシュートは枠外に流れた。

 0-1で後半に入ったミランはより攻撃的にシフトし、MFフランク・ケシエを下げてFWパトリック・クトローネを投入。クトローネとA・シウバが2トップを組み、スソが1列下に入った。すると、後半11分にスソが待望の同点弾を決める。スソがPA手前右で溜めをつくると、右サイドのボリーニの上がりに相手守備陣が気を取られた隙を突き、中央へと切り込んで左足を一閃。ボールはゴール左へと吸い込まれ、1-1の同点に追いついた。

 後半でも両者は一歩も引かず。後半18分、ペリシッチがPA左深い位置の突破からゴール前にクロスを上げると、待機したイカルディは高く飛び上がり、アウト回転をかけたジャンピングボレー。ボールはGKジャンルイジ・ドンナルンマを避けるようにゴール右に吸い込まれ、2-1と再びリードを広げた。しかし意地を見せるミランは同36分、ボリーニのクロスをファーサイドのMFジャコモ・ボナベントゥーラが押し込み、再び2-2と試合を振り出しに戻した。

 ドローで終わるかと思われたダービーは終盤に決着がつく。インテルは右CKからPA内でのDFリカルド・ロドリゲスのファウルによりPKを獲得すると、後半45分にイカルディがゴール右に沈めてハットトリックを達成。3-2で試合は終了し、インテルがリーグ戦8試合無敗で単独2位に立った。ダービーを落としたミランはこれでリーグ戦3連敗となっている。

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