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[関西]上位取りこぼしで混戦模様、関関戦を制した関大が2位浮上!:後期第5節

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國分の突破から川畑がゴールを決め、近畿大が4試合ぶりの勝利

第95回関西学生サッカーリーグ1部


 第95回関西学生サッカーリーグ1部の後期第5節が14、15日に各地で行われた。首位・びわこ成蹊スポーツ大が2連敗、2位の阪南大が3連敗と上位陣が足踏みしたため、優勝争いや全日本大学選手権(インカレ)出場権争いは混沌としてきた。

 後期開幕3連勝で首位を走ってきたびわこ大だが、ここへ来て失速した。大阪学院大に1-2の逆転負けを喫し、今季初の2連敗。後半6分に先制したが、後半40分と43分に連続失点。単独首位は守っているが、2位以下とは勝ち点4差に縮められた。大院大は3連勝も8位と順位は変わっていない。

 阪南大は近畿大に1-2で敗れ、まさかの3連敗。2位から3位へ後退した。前半41分にFW粟飯原尚平(3年=札幌U-18)に先制点を許し、後半2分にはMF川畑隼人(2年=履正社高)に2点目を決められた。同9分に1点を返すも、あとが続かなかった。勝利した入れ替え戦圏の10位・近大は連敗を3でストップさせ、9位と勝ち点1差に詰めている。

 5位から2位へ浮上したのが関西大。勝ち点1差の3位・関西学院大との“関関戦”を2-1で制した。前半32分と後半15分にDF荒木隼人(3年=広島ユース)が2得点を挙げる活躍。後半44分に1点を返されるも逃げ切った。2戦ぶりの勝ち点3で単独2位浮上。一方の関学大は5戦ぶりの黒星で4位へ後退してしまった。

 金星を挙げたのは今季未勝利で最下位に沈む姫路獨協大。4位の立命館大に1-0の完封勝利で今季初の白星獲得。前半33分にMF黒石貴哉(3年=神戸国際大付高)が決めたPKを守りきり、11試合ぶりに最下位を脱出した。

 なお、12戦無敗(8勝4分)の立命館大だったがついに黒星。4位から5位へ順位を下げた。3位の阪南大、4位の関西学院大、5位の立命館大は勝ち点29で並んでおり、6位には勝ち点27で大阪体育大がつけている。全日本大学選手権(インカレ)出場権争いは終盤まで大混戦となりそうだ。

 大阪体育大は前節2得点のFW林大地(2年=履正社高)とFW大田賢生(3年=星稜高)の得点で大阪経済大に2-0の完封勝利。後期開幕で3戦勝ちなし(1分2敗)と出遅れたが2連勝を飾り、ここから追い上げたいところ。大経大は5連敗で最下位に転落した。

 7位・桃山学院大と9位・京都産業大はスコアレスドロー。勝ち点1を分け合うと、互いに順位は変わらず。なお、勝利はならなかったものの、桃山学院大は3戦連続無失点と守備陣の奮闘が光っている。

結果は以下のとおり

【後期第5節】(10月14日)
[山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場]
桃山学院大 0-0 京都産業大

立命館大 0-1 姫路獨協大
[姫]黒石貴哉(33分)

[J-GREEN堺・S12フィールド]
大阪体育大 2-0 大阪経済大
[大]林大地(28分=補・西田恵)、大田賢生(36分=補・平田健人)

びわこ成蹊スポーツ大 1-2 大阪学院大
[び]清川流石(51分)
[大]斎藤寛平(85分)、内藤拓実(88分=補・小倉圭輝)

(10月15日)
[ヤンマーフィールド長居]
阪南大 1-2 近畿大
[阪]藤原奏哉(54分)
[近]粟飯原尚平(41分)、川畑隼人(47分=補・國分将)

関西学院大 1-2 関西大
[学]下田義起(89分=補・宇都木峻&山本悠樹)
[関]荒木隼人2(32分、60分=補・牧野寛太)


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