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「伊藤達哉は残り30分で投入するのが理想的」HSV指揮官が今後の起用法を示唆

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ハンブルガーSVのFW伊藤達哉

 ハンブルガーSV(HSV)の2軍に所属するFW伊藤達哉マインツ戦で2試合連続スタメン出場を達成。ギスドル監督はまだ体力的に90分間を渡ってプレーできない様子の同選手の今後の起用法について明かしている。

 14日に行われたブンデスリーガ第8節マインツ戦には伊藤は日本代表DF酒井高徳とともに先発出場。前節ブレーメン戦に続き、左サイドでドリブル突破を試みるプレーを見せ、決定機を作るなどチャンスに絡むも、55分にはベンチに下がることになり、チームはアウェーの地で2-3と敗れている。

 そのスタミナ切れについて主将の酒井には試合後、伊藤のフィットネスについて「ブンデスリーガのレベルにない」などと言われたが、ギスドル監督は若手ウィングを「擁護しなければいけない」と強調。また『キッカー』が伝えたコメントによると、チームの負傷者状況に触れながら次のように続けている。

「イトウもまだ負傷明けだし、(1部の)スピードやトレーニングに馴染まなければいけない。本来は残り30分時点で投入するのが理想的だが、我々の状況ではそれができないのでね。フィリップ(・コスティッチ)もまだ100%の状態であるはずがないため、我々は我慢しなければいけない」

 コスティッチと言えば、HSVの主力選手の1人である左ウィング。負傷明けで、マインツ戦では伊藤の代わりに送り込んだが、ギスドル監督はまだしばらく同選手のフル出場での起用を控えるつもりのようだ。「現状、彼ら2人はあのポジションを分け合うことになる」と伊藤とコスティッチが左サイドのプレーを分担する形で起用する考えを明かしている。

 なお『キッカー』は、マインツ戦での伊藤のパフォーマンスをチーム最高タイの「3」と高く評価。ゴールを記録したMFワラシと並び及第点の採点を得ている。一方で、酒井、コスティッチらはチーム最低タイの「5」と酷評された。

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