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“ハインケス効果”で復活のバイエルン…72歳の新指揮官がもたらしたもの

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ユップ・ハインケス監督がバイエルンを復活させた

 バイエルンが72歳の新指揮官ユップ・ハインケスのもとで復活を遂げようとしている。

 バイエルンは18日、チャンピオンズリーグ(欧州CL)グループステージ第3節でセルティックと対戦。3-0で快勝し、ハインケス監督就任以降無失点での連勝となった。

 ハインケス監督は試合後、価値ある先制点を挙げたFWトーマス・ミュラーに「今夜はゴールだけでなく、本当に良いプレーをしてくれた。彼はどこにでも現れてくれるし、守備にもよく戻ってくれていたね」と賛辞を送った。しかし、当のミュラーは新指揮官こそがチームに好循環をもたらしていると話す。「彼は4年前と同じエネルギーを持って戻ってきた。全員高いモチベーションを持っているし、楽しんでいる」

 また、カルロ・アンチェロッティ前監督の体制では信頼を得られなかったと不満をこぼしたDFジェローム・ボアテングも、セルティック戦ではフル出場を果たして「ユップ・ハインケスは全員をチームで重要な存在として扱ってくれているように思う。プレーしていない選手でさえね」と、良いスパイラルを生んでいる要因を明かす。

 ケガで離脱中のMFフランク・リベリも「彼はチームワークがどういうものかわかっている。僕らは互いに信頼しあっているよ。戻ってきてくれて嬉しいね」と話す。

 バイエルンに再び失われた絆を取り戻し、指揮官がしばしば口にする「楽しさ」を選手たちも感じながら、プレーできているようだ。それこそが今季受難のときを迎えているバイエルン復活のカギとなるかもしれない。

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