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ミランの19歳、ELドローで浴びせられたブーイングに理解「それだけの理由がある」

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思うようなパスが出てこず苦虫を噛み潰したような顔を見せるミランのMFマヌエル・ロカテッリ

 ミランのMFマヌエル・ロカテッリは19日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、厳しいサポーターの姿勢に理解を示した。

 ミランは19日、ヨーロッパリーグ(EL)第3節でAEKアテネと対戦。試合はスコアレスドローに終わり、ホームのファンはミランの選手たちに抗議の口笛を吹いた。背景にはリーグ戦での不振もある。新体制となったミランは今夏、2億ユーロ(約267億円)を超える資金を投じ、ユベントスからイタリア代表のDFレオナルド・ボヌッチを引き抜くなど大型補強を行った。

 数多くのトップ選手が加わったことで、ファンの期待は高まり、チケットもかつてないほどの爆発的な売れ行きだった。しかしセリエAでは9月24日のサンプドリア戦以来、3連敗。ライバルのインテルが2位と好調なのとは対照的に、順位は10位まで落とした。

 格下であるアテネとの一戦でも不甲斐ない結果となったミランに対し、サポーターの怒りは頂点に達している。サッカー情報サイト『カルチョニュース24』によれば、ツイッター上には「#MilanAEK」をハッシュタグに数多くの不満の声が上がっている。中には「ホンダを返せ」と、今夏、パチューカへ移籍したMF本田圭佑の復帰を望むファンまで現れた。一方、スタンドではサポーターから抗議の口笛が巻き起こったが、ロカテッリは当然の結果だと受け止めている。

「口笛を吹くだけの理由がサポーターにある。今日のような試合は勝利して僕たちの価値を示さなければならない試合だった。まだまだ改善の余地があるし、しっかり取り組んでいかなければならない」

 なお、ミランのマッシミリアーノ・ミラベッリSD(スポーツディレクター)は「偉大な監督、偉大な幹部でも1年では結果を得られないことがある。リーグ戦はあと30試合残っている」と話し、ビンチェンツォ・モンテッラ監督の続投を支持している。

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