バレンシアに所属するイタリア人FWシモーネ・ザザは、スペインの地で生まれ変わったように感じているようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が19日、伝えている。

　ザザは今季、リーガ・エスパニョーラ8試合消化時点で7得点。現在2位と好調のバレンシアをけん引し、9月の月間MVPに選出された。バレンシアで最高のパフォーマンスを見せているザザは「チームの順位の方が重要だが、10月もゴールを決め続けていきたい」と抱負を語った。

　首位のバルセロナに次ぐ好位置につけるチームの快進撃には、「冷静にならなくてはならない。まだ8試合しか終わっていない」と気を引き締める。

「リーグ戦はとても長い。ビッグクラブとの対戦もあるし、シーズン中に調子の良い時もあればそうでない時も出てくる。良い時には自分たちの力を証明しなければならない。それでもシーズンを通して今のレベルを維持できると僕は考えているよ」

　得点王争いにおいて、7得点のザザはビジャレアルのFWセドリック・バカンブと並び2位につけている。首位のFWリオネル・メッシは4ゴール差だが、ザザはバルセロナFWについては別の次元にいると語った。

「メッシは数えない。彼はリーガでプレーしている最高の選手だと僕は思う。得点は挙げていないけど(クリスティアーノ)ロナウドもいる。でも、もし今季、得点王争いを2位で終えられたら、連盟にボーナスをくれるよう掛け合いたいね」

　最後に、イタリア代表の招集から外れていることに関して、「僕はイタリア人だし、代表に選ばれたい。でも呼ばれなかったということは、僕がもっと良いプレーをして得点をマークしなければならないことを意味している。バレンシアでの結果が代表につながるはずだ」と述べた。

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