beacon

ルーニー美弾も実らず…アーセナル、5発逆転勝ちでベンゲルの68歳バースデーを飾る

このエントリーをはてなブックマークに追加

サンチェスのクロスを頭で合わせたメスト・エジル

[10.22 プレミアリーグ第9節 エバートン2-5アーセナル]

 プレミアリーグ第9節が22日に行われ、アーセナルは敵地でエバートンと対戦し、5-2で逆転勝ち。今季2度目の連敗は免れた。

 19日のヨーロッパリーグ(EL)レッドスター戦(1-0)はターンオーバーを採用したアーセナルは、GKペトル・チェフを除く10人を変更。2-1で敗れた前節ワトフォード戦からはスタメン3人を入れ替え、MFアーロン・ラムジーとMFメスト・エジル、FWアレクシス・サンチェスがスターティングメンバーに名を連ねた。

 10月22日はアーセン・ベンゲル監督の68歳のバースデーということもあり、是が非でも勝利をおさめ、前節の敗戦を払拭したいところ。前半9分、DFエクトル・ベジェリンのパスをPA右で受けたラムジーが中央へ折り返し、FWアレクサンドル・ラカゼットが反転から左足を振り抜いたが、GKジョーダン・ピックフォードのファインセーブに阻まれる。アーセナルの流れで試合は進むかと思われたが、先制したのはエバートンだった。

 公式戦4試合未勝利と不安定な戦いが続き、ロナルド・クーマン解任も噂されているエバートンは前半12分、敵陣中央でパスを受けたMFグラニト・ジャカにプレッシャーをかけたMFイドリッサ・ゲイェがボールを奪取。こぼれ球を回収したFWウェイン・ルーニーがそのまま右足を振り抜くと、GKから逃げるようなシュートがゴール左隅に突き刺さった。

 反撃に出るアーセナルは前半16分、ゴール正面の遠めからサンチェスがFKで直接狙うと、GKピックフォードが弾いたボールにラムジーが詰めたが決めきれず。それでも、果敢にゴールに迫っていくと40分に同点に追いついた。左からカットインしたサンチェスの右足シュートは至近距離でブロックされたが、こぼれ球をジャカが左足ミドル。GKピックフォードが弾いたボールにいち早く反応したDFナチョ・モンレアルが左足で決め、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 互いに交代選手なしで後半を迎えると、8分にアーセナルが逆転に成功する。ラガゼットのパスを左サイドで受けたサンチェスが味方の動き出しに合わせてクロスを供給。右からニアに走り込んだエジルが頭で合わせ、2-1と試合をひっくり返した。さらに24分、エバートンのゲイェに2枚目のイエローカードが提示され、数的優位に立った。

 アーセナルは後半29分、相手のパスミスからカウンター発動。サンチェスがダイレクトで右サイドのスペースに送り、エジルがPA右から中央へ折り返す。ファーサイドにはラムジーが走っていたが、ニアのラガゼットが右足で合わせ、3-1。32分には、ELで好パフォーマンスを披露したMFジャック・ウィルシャーを投入した。

 アーセナルは後半38分、ベジェリンのクロスをニアに飛び込んだサンチェスがヘディングシュート。39分には、ジャカがクロスバー直撃の左足ミドルを放つなど攻撃の手を緩めない。45分には、ウィルシャーのパスを受けたラムジーがPA内から右足シュートを沈め、4-1。その後、GKチェフのコントロールミスから1点を返されたが、アディショナルタイム5分にサンチェスが試合を締めくくり、5-2で逆転勝ち。2試合ぶりの白星を飾った。

●プレミアリーグ2017-18特集

TOP