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[DFB杯]2部に大苦戦のマインツが延長戦で辛勝、途中出場の武藤は決勝FK獲得

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決勝ゴールのFKを叩き込んだDFダニエル・ブロシンスキと喜ぶマインツの選手たち

[10.24 DFBポカール2回戦 マインツ3-2(延長)キール]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は24日、2回戦を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでホルシュタイン・キール(2部)と対戦し、延長戦の末、3-2で勝利した。公式戦2試合ぶりのベンチスタートとなった武藤は後半19分から途中出場し、1トップの位置で攻撃を牽引した。

 先にスコアを動かしたのはマインツだった。前半22分、左サイド深くに攻め込んだDFダニエル・ブロシンスキがクロス。ニアサイドに走り込んだFWビクトル・フィッシャーが左足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 ところが後半9分、マインツはMFジャン・フィリップ・グバミンが自陣PA内ギリギリの位置でFWキングスレー・シンドラーを倒してしまい、キールにPKを与えてしまう。シンドラーが自らGKの逆を突いて左に決め、スコアは1-1の同点となった。

 マインツは後半19分、MFアレクサンドル・マキシムに代えて武藤を4-2-3-1の1トップで投入。すると同22分、PA内に進入したMFレビン・エズトゥナリがマークが集中したところでパスを送り、ボールを受けたフィッシャーが自身2点目となる勝ち越しゴールを決めた。

 しかし、このリードも守れない。後半29分、マインツは途中出場のGKロビン・ツェントナーがシュートをこぼすと、ボールはキールFWウトク・センのもとへ。飛び込んだツェントナーがセンを倒し、主審は再びPKの判定。キッカーを務めたセンに落ち着いて決められ、試合はまたしても振り出しに戻った。

 試合は90分で決着が付かず、2-2のまま延長戦へ。延長前半10分、ゴールから約25mの位置でボールを受けた武藤が相手に倒され、ファウルを獲得。FKのキッカーを務めたブロシンスキは壁の上を越えて落ちる右足キックでゴール右隅に叩き込み、マインツが3度目の勝ち越しゴールを奪った。そのまま3-2で逃げ切ったマインツ。2部チーム相手に辛くも3回戦進出を決めた。

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