[10.25 DFBポカール2回戦 カイザースラウテルン1-3シュツットガルト]

　DFBポカール(ドイツ国内杯)は25日、2回戦2日目を行い、MF浅野拓磨の所属するシュツットガルトは敵地でカイザースラウテルン(2部)と対戦し、3-1で勝利した。右ウイングで先発した浅野は同点弾につながるPKを獲得。フル出場で3回戦進出に貢献した。

　試合はいきなり動いた。前半7分、最終ラインのDFバンジャマン・パバールがクリアミスしたボールをFWルーカス・スパルビスが冷静に左足で押し込んだ。連携の隙を突かれ、ミスから先制点を献上したシュツットガルト。徐々に押し返し、前半19分、エリア内に仕掛けた浅野が相手のファウルを誘い、PKのチャンスを獲得。キッカーのFWダニエル・ギンチェクが右足でゴール右下隅に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

　1-1で折り返した後半12分、シュツットガルトは最初の交代カードを切り、DFホルガー・バトシュトゥバーを下げてFWシモン・テロッデをピッチに送り込む。エース投入で流れを引き寄せ、勝ち越しに成功した。

　後半21分、浅野のスルーパスで右サイドのスペースに抜け出したDFアンドレアス・ベックがダイレクトでクロス。MFチャドラック・アコロがワンタッチから右足シュートをゴール左下隅に突き刺し、2-1。さらに後半26分、アコロのスルーパスに反応したテロッデが飛び出してきたGKを冷静にかわし、無人のゴールに左足で流し込んだ。

　3-1にリードを広げ、勝利を決定付けたシュツットガルト。後半40分には浅野が鋭いドリブルで左サイドから中に切れ込み、右足を振り抜いたが、強烈なシュートはわずかにゴール左へ。追加点こそ奪えなかったが、3-1で勝利したシュツットガルトが2回戦を突破し、16強入りを決めた。

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