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[DFB杯]リーグ最下位ケルンがヘルタを下して3回戦へ…大迫は途中出場

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2点目が決まって喜ぶケルンの選手たち

[10.25 DFBポカール2回戦 ヘルタ・ベルリン1-3ケルン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は25日、2回戦を行い、FW大迫勇也の所属するケルンはアウェーでFW原口元気所属のヘルタ・ベルリンと対戦し、3-1で勝利した。ブンデスリーガでは2分7敗の最下位に低迷しているケルン。8月12日のDFBポカール1回戦以来、実に公式戦13試合ぶりの白星となった。大迫、原口はともにベンチスタートで、大迫は後半32分から2トップの一角で途中出場。原口は出番がなかった

 序盤はヘルタが優勢に試合を進めた。前半16分、敵陣ゴール正面でFKを獲得すると、DFマービン・プラッテンハルトが得意の左足で直接狙う。これはゴール右へわずかに外れたが、同20分にもペナルティーアーク付近でMFファビアン・ルステンベルガーが倒され、またもFKのチャンス。プラッテンハルトのキックは今度こそ枠内に飛んだが、GKティモ・ホルンが横っ飛びで弾き出した。

 すると前半35分、今季のリーグ戦、ヨーロッパリーグ(EL)でいずれも未勝利が続くケルンが先制に成功する。右サイドからカットインしたMFレオナルド・ビッテンコートが左足でシュート性のクロス。ファーサイドのFWセルー・ギラシーが頭で折り返したボールはゴール前に浮いてしまったが、FWジモン・ツォラーが右足ダイレクトボレーで叩き、ゴールに蹴り込んだ。

 さらに前半43分、MFミロシュ・ヨイッチの左CKをDFドミニク・マローが右足アウトサイドで押し込み、2-0。公式戦12試合連続勝ちなし(2分10敗)でブンデスリーガでもELでも最下位に沈んでいるケルンが2点をリードして前半を折り返した。

 2点を追うヘルタは後半開始からMFファビアン・ルステンベルガーに代えて18歳のMFアーネ・マイアーを投入。後半14分にはFWベダド・イビセビッチとMFオンドレイ・ドゥダを同時に入れて、交代カードを使い切った。原口は14日のブンデスリーガ第8節・シャルケ戦(●0-2)で一発退場となり、リーグ戦は2試合出場停止中。過密日程のためカップ戦で出場機会があるかと思われたが、出番は訪れなかった。

 後半20分にケルンが3点目を決める。ショートカウンターから抜け出したMFクリスティアン・クレメンスがスルーパスを送り、ツォラーが左足で絶妙なループシュート。ボールは右ポストを叩いて跳ね返ったが、ゴール前に走り込んだクレメンスが右足で押し込んだ。

 3点ビハインドとなったヘルタは後半24分、プラッテンハルトの左CKからDFカリム・レキクがヘディングシュート。クロスバーに当たった跳ね返りをDFニクラス・シュタルクが頭で押し込み、ようやく1点を返した。ケルンは後半32分から大迫を投入。終盤はヘルタの反撃に遭ったが、そのまま3-1で逃げ切り、3回戦進出を決めた。

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