beacon

GM解任のケルンが約2か月半ぶりの勝利、大迫「危機感を持ってやれた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ケルンは公式戦13試合ぶりの勝利となった

[10.25 DFBポカール2回戦 ヘルタ・ベルリン1-3ケルン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は25日、2回戦を行い、FW大迫勇也の所属するケルンは敵地でヘルタ・ベルリンと対戦し、3-1で勝利した。大迫は後半32分から途中出場。ベスト16入りに貢献した。

 ブンデスリーガでは開幕から2分7敗の未勝利で最下位に低迷しているケルン。ヨーロッパリーグ(EL)でも開幕3連敗を喫し、公式戦12試合連続で勝利から見放されていたが、8月12日のDFBポカール1回戦以来、約2か月半ぶりの白星となった。

 前半35分、右手前からMFレオナルド・ビッテンコートが左足でシュート性のクロスを入れると、ファーサイドのFWセルー・ギラシーがヘディング。ボールはゴール前に浮いてしまったが、素早く落下地点に入ったFWジモン・ツォラーが右足ボレーで叩き込んだ。

 ツォラーは得点後、ベンチに向かって走っていき、ペーター・シュテーガー監督や控え選手たちと抱き合って喜んだ。「なかなか勝てない状況が続いていたし、今までの試合でラッキーな得点というのがなかった。今日の1点目はラッキーというか、そういう感じだったので、すごく喜んでいた」と大迫は言う。

 前半43分にCKから追加点を挙げると、後半20分にもカウンターから3点目。今季のブンデスリーガでは開幕から9試合で計3得点にとどまっているチームが1試合で3ゴールを奪い、ヘルタの反撃を1点に食い止めた。

 クラブは23日にヨルク・シュマットケGMとの契約解消を発表。「僕らはやるだけなので。置かれている状況もそれぞれ分かっているし、危機感を持ってやれたと思う」と背水の覚悟で臨んだ一戦だった。「この試合を良い意味で次につなげられれば」。次戦は28日のブンデスリーガ第10節・レバークーゼン戦。カップ戦の流れをリーグ戦にも持ち込みたい。

●DFBポカール2017-18特集
●海外組ガイド

TOP