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ずっと三門が巻いてきた…キャプテンマーク託された福岡DF亀川「恥ずかしいプレーはできない」

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[10.28 J2第39節 東京V0-0福岡 味の素]

 いつもと風景が違う。ここまでリーグ戦全試合先発出場を続けていたMF三門雄大が負傷のために初めて欠場。代わってキャプテンマークを託されたアビスパ福岡DF亀川諒史は、「恥ずかしいプレーはできない」と闘志を燃やしていた。

「(岩下)敬輔くんか僕が巻くのか分からなかった。最初、井原(正巳)監督は敬輔くんに聞いたみたいだけど、敬輔くんが僕にと言ったようです」

 左腕にキャプテンマークを巻いた亀川。「ミカさん(三門)とも今週はいろいろ話したし、『頼むぞ』と言われていたので、恥ずかしいプレーはできないと思った」と持ち場となる左SBの位置で激しい上下動を続けて攻守に奮闘。さらに後半からはDF岩下敬輔が負傷の影響でベンチに下がるが、「チームを支えてきたミカさんや敬輔くんがいなくなったことで、自分がピッチの中で一番声を出そうとした。苦しい時間が長かったけど、やらなければいけないと思った」とプレーで、そして声でチームメイトを奮い立たせた。

「キャプテンは冷静に頭を整理して、なおかつプレーでも熱くやらなければいけない。ミカさんの背中を見て来たからこそ、自分がそれをやらないといけないと思った」

 今季、リーグ戦では初めてキャプテンマークを巻いた試合。東京V粘りの守備でを完封したものの、得点を奪うことができずにスコアレスドローに終わり、チームは順位を3位に落とした。「(勝ち点)3を取らなければいけない試合だった」と唇を噛みつつも、「まだシーズンは終わっていない。勝ち点1を取れて良かったと思える残り3試合にできればいい」と気丈に前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
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