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途中出場マルシャルが大仕事!マンUがトッテナムとの上位対決を制す

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決勝点を決めたアントニー・マルシャル

[10.28 プレミアリーグ第10節 マンチェスター・U 1-0 トッテナム]

 プレミアリーグ第10節が28日に行われ、勝ち点20で並ぶ2位マンチェスター・ユナイテッドと3位トッテナムがオールド・トラッフォードで激突。途中出場のFWアントニー・マルシャルの決勝点によりユナイテッドが1-0で勝利した。

 前節、昇格組のハダースフィールド相手にまさかの今季初黒星を喫したユナイテッドは3バックを採用。DFエリック・バイリーが復帰し、DFクリス・スモーリングとMFアンデル・エレーラ、ラッシュフォードが24日のカラバオ杯スウォンジー戦から引き続きスタメンとなっている。

 対するトッテナムは、リバプールに快勝した前節から3人を変更。25日のカラバオ杯ウエスト・ハム戦に続いてMFエリック・ダイアーとDFベン・デイビス、MFムサ・シソコが先発で起用され、FWソン・フンミン、DFトビー・アルデルワイレルトもスターティングメンバーに名を連ねた。一方で、エースFWハリー・ケインがハムストリングの故障により欠場となっている。

 上位チームらしい緊張感のある前半となった。ユナイテッドはMFアシュリー・ヤングのスルーパスでFWロメル・ルカクが裏に抜け出し、PA左から中央へ折り返したが、FWマーカス・ラッシュフォードの前でGKウーゴ・ロリスにカットされる。さらに前半12分には、ゴール正面の遠目からラッシュフォードがFKで直接狙い、左下の際どい位置に蹴り込んだがこれもフランス代表GKに防がれた。

 今季8得点のエースを欠くトッテナムは前半19分、左サイドからエイビスがクロスを上げると、GKダビド・デ・ヘアとDFフィル・ジョーンズが接触してファンブル。こぼれたボールをシソコが右足で狙ったが、枠を大きく外す。41分には、左CKからのこぼれ球にいち早く反応したダイアーが左足ボレーもGKデ・ヘアにキャッチされ、前半はスコアレスに終わった。

 後半の立ち上がりはユナイテッドが主導権を握る。9分、PA手前で仕掛けてこぼれたボールからMFヘンリク・ムヒタリアンが右足シュート。GKロリスが弾いたボールにラッシュフォードが詰めたが、中央に絞っていた左SBデイビスにクリアされた。

 MFデレ・アリらが前線でパスコースを探すシーンが目出つトッテナムは後半17分、ソン・フンミンとシソコを下げ、FWフェルナンド・ジョレンテとMFムサ・デンベレを投入した。

 ユナイテッドは後半20分、ラッシュフォードの左CKからPA右にこぼれたボールをゴール前に走り込んだMFアントニオ・バレンシアが右足で狙うが、伸びのあるシュートはクロスバー上に外れる。直後にムヒタリアンに代えてMFジェシー・リンガード、25分にはラッシュフォードを下げてFWアントニー・マルシャルがピッチに入った。

 ユナイテッドの守備に苦戦するトッテナムは後半32分、MFクリスティアン・エリクセンがPA中央へ絶妙な浮き球パス。これを呼び込んだデレ・アリが右足で合わせたが、わずかに左に外れた。ユナイテッドは34分、左サイドからリンガードがクロスを上げ、ルカクがバックステップを踏みながらヘディングシュート。これは惜しくも右ポストを叩いた。

 試合は一進一退の攻防が続いたが、後半36分に均衡が破れる。ユナイテッドは相手のオフサイドから得たFKをGKデ・ヘアが前線に大きく蹴り出す。これをセンターサークル付近のルカクがヘッドで相手の裏にそらし、マルシャルがPA内に侵入して左足を振り抜くと、相手のスライディングをかいくぐってゴール右隅に吸い込まれ、ユナイテッドが先制に成功した。

 ユナイテッドは後半44分にも追加点のチャンスがあったが、リンガードのシュートは枠を外してしまう。それでも好調のトッテナムに得点を許さず、1-0で完封勝ち。3試合ぶりの白星を飾った。

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