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[関東2部]首位国士舘大小休止…中大に完敗で昇格決定お預け「次は決めたい」

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国士舘大の1部復帰決定はお預けとなった

[10.28 関東大学2部L第19節 国士舘大0-3中央大 江戸川]

 勝てば1年での1部復帰を決めることが出来た国士舘大だったが、中央大に0-3で敗れた。黒星は第9節の拓殖大戦以来で、今季2敗目。後期では初黒星となった。

 意識するなという方が難しかった。勝てば1部復帰が決まるゲーム。昨年の屈辱を晴らそうと奮闘してきた1年の集大成を見せようとした思いが空回りした。前半29分に意表を突かれる形となったFKから先制点を許すと、後半にも2失点。攻めても今季初の無得点といい所なし。後期は国士舘大を上回る7戦全勝と絶好調の中央大は簡単な相手ではなかった。

 ただ昇格に向けては有利な状況に変わりはなく、次節の東京学芸大戦で勝てば文句なし、敗れた場合でも2位中央大が3位早稲田大との直接対決に勝利すれば、1部復帰が決まる。

「いつもと違う精神面だった。見えない何かで少しずつ歯車が狂った」と分析した主将MF平野佑一(4年=國學院久我山高)も、「次は勝って自分たちの力で決めたい」と頭を切り替える。次節、多摩市立陸上競技場で行われる試合は集中応援が実施されるとあって、「神様のメッセージなのかなと捉えたい」と前向きに話した。

国士舘大(5日、vs東京学芸大)の1部復帰条件
○→1部復帰
△→中央大(vs早稲田大)が△以上
●→中央大(vs早稲田大)が○

(取材・文 児玉幸洋)
●第91回関東大学1部L特集

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