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今節の降格回避で「ホッとした」新潟・呂比須監督「選手とともに準備をしていきたい」

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アルビレックス新潟を率いる呂比須ワグナー監督

[10.29 J1第31節 新潟1-0鳥栖 デンカS]

 またもや土俵際で粘った。勝たなければ、その時点で04年のJ1昇格後初となるJ2降格が決まるアルビレックス新潟だったが、後半10分に生まれたMF小泉慶の得点を守り抜き、1-0の完封勝利。さらに残留を争う甲府、広島、大宮がそろって敗れたため、今節の降格を回避することになった。

 スタジアムの控室で対象試合を観戦していたという呂比須ワグナー監督は、チーム関係者を通じて「つながることになったのでホッとしている。また選手とともにしっかり準備をしていきたいし、ホームで良いゲームができるように、また戦っていく」とコメントを残した。

 また、同様にキャプテンのDF大野和成は「まだ可能性が残った形になりました。次は甲府との試合なので、3週間空きますが、しっかり準備をしていきたいと思う」とコメント。

 現時点で残留圏となる15位の甲府とは勝ち点差が「9」あり、残り3試合で新潟が全勝、甲府が全敗することが、新潟が残留する必須条件となる。しかし、たとえ勝ち点で並んでも、得失点差が甲府が「-16」、新潟が「-35」と19点もの差があり、現実的に残留が厳しい状況は変わらない。

「勝つことプラス得点を取らなければ、甲府にプレッシャーを掛けることはできない。これから3週間、得点を取って勝てるように、チーム全員で切磋琢磨して頑張っていきたい」(大野)。わずかでも可能性がある限り、新潟は前に歩を進める。

(取材・文 折戸岳彦)
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