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6試合1得点も直近4戦中3戦が0-0…清水・小林監督「守備の安定は明確」

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FC東京の攻撃を完封した清水はここ4試合のうち3試合で無失点

[10.29 J1第31節 FC東京0-0清水 味スタ]

 勝ち点3が欲しかったが、勝ち点1にも納得した。14位清水エスパルスはアウェーでFC東京と0-0。2試合連続のスコアレスドローで6試合勝ちなし(3分3敗)となったが、残留を争う15位甲府、16位広島、17位大宮がそろって敗れたため、貴重な勝ち点1獲得となった。

 他会場より遅い午後5時キックオフ。ハーフタイムの時点で甲府、広島、大宮の敗戦は分かっていた。小林伸二監督は「我々が一番試合が遅くて、(他会場の)結果を知った中で勝つところまではいけなかった」と振り返る。「勝ち点3を目指して勝ち点1も逃すとガッカリなので。難しい試合だった。勝ち点3を取れれば一番いいが……」と複雑な表情を浮かべた。

 試合内容には結果以上の手応えもあった。攻撃陣は4試合連続ノーゴールに終わり、最近6試合でわずかに1得点だが、直近4試合のうち3試合はスコアレスドローと無失点に抑えている。「この4試合で得点はできていないが、3試合は(スコアレス)ドロー。守備の安定は明確にやってくれた」と、完封の守備陣を評価した。

 シュート数は10本対6本。後半32分の決定的なピンチにはFW永井謙佑のシュートがポストを叩く幸運もあった。逆に終盤の2度の決定機を生かせず、指揮官は「全体を通じて守備は全員が集中していた。2回のビッグチャンスをモノにできなかった」と悔やんだが、結果的にJ1残留に前進。次節11月18日のホーム札幌戦に勝てば、他会場の結果次第では2試合を残して残留を決められる状況にまで持ってきた。

(取材・文 西山紘平)

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