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アキレス腱断裂から8か月ぶり復帰…清水MF河井はJ1残留に手応え「勝ちに近づいている」

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開幕戦以来の復帰を果たしたMF河井陽介

[10.29 J1第31節 FC東京0-0清水 味スタ]

 246日ぶりに公式戦のピッチに戻ってきた。2月25日の今季開幕戦で左アキレス腱断裂の重傷を負い、長期離脱していた清水エスパルスのMF河井陽介が約8か月ぶりに復帰。ダブルボランチの一角で先発し、後半41分までプレーした。

「準備はできていた。自分にできることをやろうと思った。勝てないところは持ってないですね」。そう苦笑いした背番号17を小林伸二監督は「サテライトで60分間やって良かった。練習の中では8か月離れている選手ではないように見えた。こういう大事な試合で使って、本人も緊張していたが、よくやってくれた」と手放しで称えた。

 試合勘はまだ十分ではなかったという。「出ていく感覚だったり、サボるところはサボるというのがない。全部が一生懸命で疲れちゃう。もう少し慣れてくると、力の出しどころも分かってくると思う」と、実戦を通じて見えた課題もあった。

 2試合連続のスコアレスドローで6試合勝ちなし(3分3敗)となったが、直近4試合のうち3試合が0-0と守備面は安定してきた。あとはいかに点を取るか。エースのFW鄭大世が負傷離脱する中、中盤のプレーメーカーとして復帰した河井に懸かる期待も大きい。「勝ちに近づいていると思う。今後、後ろが耐え切れなくなるときもある。前が最後の質をもっと上げていかないといけない」。残り3試合。自身のプレーでチームを勝利、そしてJ1残留に導くつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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