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日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

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日本代表メンバーを発表するハリルホジッチ監督

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督は31日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、11月10日のブラジル戦(リール)、同14日のベルギー戦(ブルージュ)に臨む日本代表メンバー25人を発表した。

以下、ハリルホジッチ監督の会見要旨

バヒド・ハリルホジッチ監督
「ブラジル、ベルギーという強い相手と戦うことになる。世界でも本当に美しい2チームと言われている。私の中では世界の2強国と捉えている。力強さ、タレントを兼ね備えたチームだ。これまでこのようなタイプのチームと対戦することはなかった。この試合を通して、探すべき目標、目的を見つけたい。国内で対戦していたチームは彼らより弱小のチームばかり。ただ、我々はかなりの可能性を向こうで探そうと思っている。W杯はただ行くだけではない。もしかしたら我々のグループにブラジル、ベルギーが入ってくるかもしれない。そういう想定をして、準備しないといけない。自分たちが弱いんだというコンプレックス、恐怖を抱いて行ってはいけない。勇気、侍が見せるものを見せていかないといけない。侍の魂、侍の意識を持って行かないといけない。もちろん2チームともリスペクトするが、何かをトライしに行きたい。

 いつも言っているが、ツーリストとして行くわけではない。我々の長所、我々の勇気を持って臨みたい。しかも勝ちたいと思っている。我々より強いと言われている相手だが、もしかしたら10回のうち1回だけ勝つチャンスがあるかもしれない。そういった1回にしたい。そういう準備をしたい。選手にも心理面の準備、メンタル面の準備も同じようなことを言いたい。何も失うものはない。大きな仕事ができるよと言いたい。私の人生、監督経験の中でこのような試合をやってきた。大きな仕事をするには少し何かが足りないだけ。私が人生で求めてきたものと同じものを彼らに要求したい。もちろん簡単な仕事ではない。難しいと思う。2つとも素晴らしい試合をしないといけない。守備もハードワークしないといけない。ただ、守備で終わりたくない。攻撃もしたい。攻撃するクオリティーも我々は持っている。守備で満足して、めちゃくちゃにクリアして終わりたくはない。それは私のアイデアではない。しっかりオーガナイズしてトライしたい。選手が勇気、集中、勇敢さ、アグレッシブさを持って、大きな仕事を成し遂げるトライをしたい。私のチームを負けるチームにしたことはない。この試合も勝つトライをしようと言う。スポーツにはすべての可能性がある。

 リストを発表する。25人選んだ。少し問題もあったが、アウェーに行くときはいつも25人選んでいる。ブラジルも25人選んでいる。リールに戻れることはうれしい。リールに日本のサポーターがたくさん来てくれることを期待している。我々がいいクオリティーを持っているというプレゼンテーションをしたい。

 キーパーは3人。(川島)永嗣、ヒガ(東口)、そしてニシ(西川)が戻ってきた。ニシも徐々にパフォーマンスを取り戻してきた。まだトップではないが、戻ってきた。3人のキーパーに言いたいが、まだまだ要求したいことがある。キーパーとともに仕事をしているスタッフとともに、候補の選手全員とコンタクトを取っているが、全員のパフォーマンスをもっと上げたいと思っている。(W杯まで)8か月ある。次の試合ではすでに本当にトップレベルのキーパーを必要としている。以前よりもかなり多くの仕事をしなければいけない。

 サイドバックの4人は前回と同じ。素晴らしい、おそらくみんなで祝福しないといけないであろう選手が長友だ。もし出れば100試合目になる。長友は我々にとっての誇りだ。本当に素晴らしい人間で、いつも結果、勝利に飢えている男だ。そして車屋を信頼し続けている。前回の合宿は良かった。クラブでも良くなっている。もちろん守備でももっともっと向上できる。

 4人のセンターバック。少し変更があるとすれば三浦が植田の場所を取った。若い選手に伸びる可能性を与えたい。(吉田)麻也、槙野も良いパフォーマンスを続け、昌子も少し落とした時期もあったが、戻してきた。彼とは少し厳しい話もした。その後、しっかりパフォーマンスをあげてくれた。

 中盤、少しまだ考える余地があるが、これから新しい選手を発表する。守備的MFでは長谷部が戻ってきた。遠藤は浦和では右サイドバックをやっているが、中盤で考えている。デュエル、アグレッシブさ、パワーをもたらしたい。彼もまだ若いからこれから伸びると思う。浦和では本当にいい試合をしてくれてパフォーマンス、フィジカルも上がってきている。(山口)蛍はパフォーマンスよくやっている。井手口は少し最近疲労が目立つが、能力があるので使い続けたい。そして伸びていくと思う。

 それから新しい選手。倉田、前回2点取ったし、信頼し続けている。それから新しい2選手。まず長澤からいこう。ここ4、5試合、それより前は見ていなかった。ACLの出来で本当に良いと思った。守備も攻撃も運動量豊富な選手。守備の役割もしっかりこなしつつ、攻撃でも何かをもたらせる数少ない選手。ぎりぎりまで見続けて合宿でも見ていきたい。今のところ良い試合をしている。ある程度パフォーマンスよく連続して試合をし続けてくれれば私は選ぶ。あとは彼がチャンスをつかむだけ。A代表に定着するかは分からない。本当に彼次第だ。

 それから森岡亮太。今年からベルギーでやっているが、長い間、彼のことは知っていたが、そこまで私を興味深く惹きつけていたわけではなかった。ベルギーに行ってから気になり始めた。パフォーマンスが徐々に上がってきて、私の興味を惹きつけた。ベルギーでは彼の話をかなりやっている。特にポジティブな話が出てきている。最後のパス、特に得点。オフェンス面で評価できる。6得点6アシスト。私のスタッフに向こうに1週間滞在してもらって、監督とトレーニング状況を見てきてもらった。みんな彼のパフォーマンスはうれしいと言っている。もちろん伸ばすところもある。特に守備のところ。デュエルのところは伸ばさないといけない。彼とも何度かそういう話はしている。合宿でもしっかり話をしていきたい。

 現代フットボールでは全員が攻撃も守備もしないといけない。サイドアタッカーがサイドバックと同じような点の取り方はしないが、全員が攻撃をして守備をしないといけない。私が就任してから得点者が何人いるか数えたが、22人ぐらいだった。結構な人数の選手が点を取っている。守備陣も攻撃陣も得点を取っている。ブラジルという国でも昔はFWは攻撃だけで良かった。私の世代のブラジルも攻撃しか考えていなかったが、彼らは根本的に変えてきた。ネイマールでさえ、ジェズスでさえ、他の攻撃陣でさえ守備に戻ってきてプレッシャーをかける。それが現代フットボール。特に日本はそれをやらないといけない。中盤でボールを奪うところを伸ばさないといけない。だから何人かの選手にも高い要求をしている。できるだけいいソリューションがあるように私も探してきた。だれが本大会に行くのか今のところ私でさえ分からない。できるだけ多くの人数をトライしていきたい。そして一番パフォーマンスの高い選手を最後に選びたい。長澤、森岡がこの合宿でどういう動きをするか本当に楽しみだ。

 サイドアタッカーは前回と同じ。久保も得点を取っている。浅野は合宿はパフォーマンスが良くなかったが、だんだん良くなってきた。(原口)元気もスタッフが見に行ったが、彼もクラブで退場になってしまったが、スタッフがしっかり会話してくれた。乾もしっかり点を取って、点を取らせるいい存在になっている。

 そして真ん中のアタッカー。少し新しいのは興梠だ。ここ最近の試合は本当にうれしい。得点を取るだけでなく、いろいろな仕事をしている。杉本も興梠もJリーグで今、最も良いアタッカーだ。興梠のパフォーマンスは本当に興味深い。守備に戻ることもやっている。杉本は2年前から言っているが、能力はある。ハイレベルなフットボールを学ぶ段階に来ている。もっとアグレッシブに仕掛ける。得点を取るためにできるだけゴールに近いところにいることが必要だ。大迫は今、クラブで非常に厳しい状況を迎えている。大迫も杉本も体重も体格もあって空中戦で必要な選手。彼らもそこのパフォーマンスを上げてほしい。もっとできると思う。新しい選手は様子を見ていかないといけない。合宿を通して見ていきたい。いろんな競争もあったが、今回は彼らを見てみたいと思って選んだ」

―本田、香川、岡崎を外した理由は?
「まず他の選手を選んだということだが、それはテストするためだ。その選手たちは今、パフォーマンスが良い。今挙げた名前の人たちは前回の合宿であまり評価していない。自分本来のパフォーマンスを見つけるべきだと。他の選手よりも良いパフォーマンスを出し続けてくれれば、もちろんここにいる。それぞれともディスカッションしたし、いろんなことも説明した。これは競争と言える。こういった変更に慣れていない人もいるだろう。例えば長澤をここ最近見たが、A代表でどうなるかという興味が湧いた。他の選手よりもパフォーマンスが高ければここにいる。就任1日目の会見からみなさんの前で言ったが、各自が戦ってA代表の席を勝ち取らなければいけない。パフォーマンスが良ければ、名前がどうであれ、関係ない。ただ、みんなのことはリスペクトしている。グラウンド上で判断している。あとはオーガナイズ、システム、ゲームのプランによって変わる。タクティクスチョイスでだれが合うだろうという話もある」

―強豪国相手のテストでテーマになることは?
「この2試合ともかなり厳しい試合になる。特に守備。ブラジルの3人のアタッカーを抑えないといけない。ドリブルの素晴らしい選手もいる。ネイマール、ジェズス、ウィリアン、コウチーニョ。小さいけど速い選手がいる。リズムの変化、方向転換、突破、全部うまい。どのように彼らを抑えるか。中盤の3人も忘れてはいけない。フィジカル的にかなり強い選手が控えている。足はそれほど速くないが、かなり強い。しっかりオーガナイズしてくる。組み立てもうまく、ボールを奪うのもうまい。デュエルでどのように立ち向かうか。おそらく違ったタイプのデュエルになる。できるだけ高い位置で奪いたいというのが理想だが、3人のアタッカーを抑えながらとなると話が変わってくる。みなさんにサンドイッチの守備、カバー、ゲームの予測、密度と言ってもなかなか分からないかもしれないが、そういったテーマが重要になる。オフェンス面だが、ブラジル人はゲームを読む理解力が高い。例えば背後でフリーになる動き。我々は守備もするが、まずしっかりブロックで守備をしないといけない。前回の2試合のような試合ではなく、もっと高い位置にして、最終ラインが後ろに残ってはいけない。より近く、よりコンパクトにしないといけない。それぞれが自分のゾーンで一人ずつ受け持たないといけない。ブラジル戦はデュエルに厳しく臨まないといけない。

 攻撃面に話を戻すが、まず相手の背中でフリーになることが大事だ。我々の中盤と3人のアタッカーの関係性。ボールありなしでスプリントすることがテーマになる。いかにフリーのスペースを作り、使うか。もしかしたら一人でそこを作り、使うということになるかもしれない。もしくは組織的にスペースを作り出すことが必要かもしれない。フリーなスペースをだれかが作り、もう一人がそこを使う。それは考え方。阿吽の呼吸をつくるにはしっかりトレーニングしないといけないし、今までの習慣を変えないといけない。我々のアタッカーのほとんどは背負ってプレーしてしまう。ただ、ジェズスを見てほしい。長い時間、できるだけゴールを向いている。自分がゴールを向いて勝負する。ここに相手のリストも持っているが、彼らを個人的にどう抑えるか。組織的にどう抑えるか。ビデオも用意している。それはあとで選手に説明する。頭で理解し、心で理解しないといけない。つまり勇気だ。

 ベルギーはまた違う。ベルギーはどちらかというとパワー系。ルカク、ベンテケ、アザール。いろんなタイプの選手がいるが、ナポリの選手もいる。メルテンス。パワーも使いつつ、速い選手もいる。オフサイドぎりぎりで仕掛けてくる。サイドアタッカーもいる。サイドをかなり使ってくる。ムニエ、カラスコ。彼らが攻撃を仕掛けるが、彼らをどうブロックしていくか。まったく違うタイプの2つのオーガナイズになる。しっかり全員で守備して、ボールを奪ったら得点を取りに行こうと言いたい。コンプレックスなしにいこうと言っている。映像も見ているから、頭の中ではしっかり準備している。このような厳しい相手に対して、いろんなことが要求される相手に対して何ができるか本当に楽しみだ。

 お互いに話すというコミュニケーション能力にはまだ満足していない。そこはちょっと怒りたくなるぐらいやっていかないといけない。何人かの選手はお互い意見を言い合う、話す、コミュニケーションを取るということを伸ばしていかないといけない。ちょっとでも弱点をさらせば、ブラジルであれベルギーであれ突いてくる。そこは見せちゃいけない。もっと多くのディテールはあるが、そこまで詳細は語れない。

 ジェズスは20歳だが、私にとっては世界で一番うまいアタッカーだ。身長は174cmぐらいだが、背後に垂直にもボールを受けることができる。ビックリするのはクロスにも合わせられる。大きくない選手なのに必ず合わせてくる。止まったプレーをしない。常に動きながらやっている。ハイレベルのクオリティーを備えた選手。彼を抑えるのにしっかり話し合いながら守っていかないといけない。彼はたくさんチャンスをつくるからそこはやらせてはいけない。しかも守備でもプレッシャーをしっかりアグレッシブにかけてくる。20歳でこんなにいいプレーができるんだという選手だ。マンチェスター・シティにはアグエロが何年もいるが、彼がベンチに追いやられるぐらいだ。それを20歳で彼がやってしまっているということは日本のみなさんはもっと理解しないといけない。アグエロのおかげで昨シーズンよかったというシティだが、彼が競争を促し、追いやった。グアルディオラは本当にジェズスを信頼している」

―ハイチ戦の反省はしっかり落とし込めているか。2試合は選手も代えて、違う戦いで臨むのか。
「ハイチ戦は最初の20分はいい試合をして、そのあとフットボールを台無しにしてしまった。A代表をもっとリスペクトしてほしいと思うが、まったく違う2チームにした。ブロックのトレーニングもした。攻撃したあとにどこに戻るかというトレーニングをした。それがリスペクトされなかった。ただ、我慢も覚えないといけない。1回のトレーニング、しかも23分ぐらいのエクササイズでいきなりは変わらない。しかもほとんどメンバーを代えた。その試合のせいでだれも批判したいとは思わない。私の責任だ。私がチームを選んで、私がプレーさせた。確かにうまくいかなかった。ただ、試合後、ちょっと厳しく言った。『キミたちはW杯に行きたくないんだな』『これを繰り返してはいけないよ』と。厳しく正確な言葉を使って彼らに伝えた。それはやらないといけなかった。『このような試合を繰り返すとだれもメンバーに入れないよ』と。私は何が期待されているか分かっている。W杯がどういう意味か分かっている。私ももっと陽気に和気あいあいとした会見も開けるが、最終予選を突破して、オーストラリア戦で最も良い試合をしたかなとも思うが、そのときでさえ私はこのままではW杯はうまくいかないと言った。ブラジル、ベルギーに対して勝つトライをしないといけないからだ。

 もしかしたら2つの簡単な敗北をしてしまうかもしれない。現段階でFIFAランキングでは2位と5位かもしれないが、私の中では世界の2強国だ。ここ最近の彼らの戦いを見ると、本当に2強国だと思う。しっかり準備しなければ数失点くらうだろう。前回の試合は私の人生の中でもまれな3失点をしたが、この相手はまた違う。選手はもっと気持ちが湧いて臨んでくれると思うが、恐怖は絶対に抱いてはいけない。試合の中で厳しい時間帯があって心理面がおかしくなったというのもある。私の2試合目のウズベキスタン戦を思い出す。30分いい試合をして15分どこにも存在しなくなった。だからハーフタイムに低いブロックを指示せざるを得なかった。メンタル面もあるし、コミュニケーション、お互いにしゃべるという部分も必要だ。この試合でそれを伸ばしてほしい。このチームはそういうところがまだ伸びると思う。ハイレベルな試合もしてきたが、まだまだだ。W杯はまた別だ。だからこの合宿を使って伸ばしていきたい。そして学んでいきたい。

 背中を向けるのではなく、体を相手のゴールに向ける。世界のアタッカーがそうやっている。レッスンを彼らは受けるだろう。日本がブラジルやベルギー相手にレッスンを与えるわけではない。ただ、恐怖を抱いてはいけない。私は日本の侍の歴史を紹介するが、わざと選手をイライラさせるときに挑発する気持ちで言うこともある。つまり勇敢さ、気持ち、勇気を持ってやってくれということ。あるスタッフは『そんなに厳しく選手に直接言ったらダメだよ』と言うが、嫌いだから言っているわけではない。大好きだし、愛着があるし、このグループも選手のことも好きだ。ただ、伸ばすためには厳しく言わないといけないときもある。その習慣がないかもしれない。さきほど選手と厳しいディスカッションをしたと言った。例えば昌子ともした。排除したいわけではない。ここに呼んでいるわけだから信頼している。ただ、こういうプレーを続けてはいけないよと。詳細には入らないが、選手と私一人で話をした。すべての面で伸ばすためだ。メンタルもフィジカルもタクティクスもテクニックも。伸びたければ選手は伸びる。このチームはロシアに向けていい道を歩んでほしい。我々の前に8か月ある。A代表の候補がいるJのクラブにも挨拶に行った。選手とのコミュニケーション、クラブとのコミュニケーションを伸ばしていかないといけないという思いからだ。我々がフィジカルテストをやったが、まだ満足いく結果ではなかった。我々はカッコ付きでミスをしたというが、そういう意味で排除したわけではない。私のやるべきことでもあるし、私の仕事でもある。スタッフで厳しいディスカッションも時にはしないといけない。いろいろ要求することは簡単ではないが、A代表の仕事としてクラブ、選手と協力していかないといけない」

―浦和は直後にACL決勝を控えているが、クラブとはどんな話をしているのか?
「浦和さんのほうともいろいろ話をしている。彼らもそのことが気になっているだろう。もちろん私も気になっている。私もこの試合を見に行く。ただ、詳細な答えは控えたい。なぜなら私の家はA代表で、JFAにサラリーをいただいている。A代表が何をすべきかという判断に基づいて仕事をしている。まず私は自分の家を考えるべきだと思っている。私もクラブの監督の経験もあるから、クラブで監督をしているときにA代表に行くなよということも考えていた。でも今、私はA代表の監督だ。まったく逆になった。だからディスカッションの仕方も変わった。日本のことを考えると、浦和のこのファイナルは絶対に大事だ。そしてみんなが浦和のことを応援している。日本のクラブはここ9年、ファイナルに行っていない。浦和の背後に日本という国が隠れていると思っている。もちろん浦和の選手も呼ぶが、移動距離は今回そこまで激しくないと思っているから、そこは理解してもらいたい。それ以外のこともある。ただ、どういうディスカッションをしているかの詳細は控えたい。ただ、頭では浦和さんのことはしっかり配慮している。いろいろなことも考えている。申し訳ないが、それぐらいしか言えない。A代表が私の家だ。みんなのことはリスペクトしているが、私の大きなリスペクトはA代表、JFAにある。それは私の権利でもある」

(取材・文 西山紘平)

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