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本田、香川、岡崎の落選に「驚き」 鈴木啓太氏、ACL決勝控える古巣にエール

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本田、香川、岡崎の落選に「驚きがある」と語った元日本代表MFの鈴木啓太

 元日本代表MFの鈴木啓太氏が10年ぶりのアジア制覇を目指す古巣の浦和レッズにエールを送った。サミー株式会社主催の『SAMMY SOCCER PROJECT』のコーチに就任することが決まり、1日に都内で行われたメディア発表会に出席。前日31日に発表された日本代表の欧州遠征メンバーについて話が及ぶと、「ブラジルとベルギーという強豪との大事な試合で、これまでチームを引っ張ってきた3人(FW岡崎慎司、FW本田圭佑、MF香川真司)がメンバーを外れ、驚きがある」と述べた。

 一方、浦和からはGK西川周作、DF槙野智章、MF遠藤航、MF長澤和輝、FW興梠慎三の最多5人が選出され、「ACLの戦いで海外チーム相手の活躍が評価されたんだと思う。OBとしてうれしい」と喜びを表現。A代表初選出の長澤については「ハリルホジッチ監督が目指す“デュエル”が高いレベルにある」と太鼓判を押した。

 浦和は欧州遠征直後にACL決勝も控えている。現役時代にアジア制覇を経験した鈴木氏は「10年ぶりに決勝の地に戻ってくれてうれしい」と笑顔を見せつつ、「昨季の決勝も見たが、中東のレベルは高い。準決勝で対戦した上海上港に比べてタレント性は劣るが、より難しい相手になると思う」と、対戦相手のアルヒラル(サウジアラビア)を警戒した。

 それでも「ミシャ(ペトロヴィッチ監督)から堀さん(堀孝史監督)に代わって、良いところは残しつつ、改善しなきゃいけないところがあった。今は一発勝負という場で洗練されてきている」と期待を口にし、決勝第2戦をホームの埼玉スタジアムで戦えることに「最高のスタジアム。大きな舞台で力が増す」と、サポーターの後押しが大きな力になるとの見方を示した。

(取材・文 竹内達也)

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