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酒井宏は途中出場も直後に失点食らい…マルセイユ敗戦でI組は混戦に

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試合開始前にDFパトリス・エブラが観客にキックして一発レッドという前代未聞の事態が起きる

[11.2 ELグループリーグ第4節 ビトーリア・ギマランイス0-1マルセイユ]

 ヨーロッパ・リーグ(EL)は2日、グループリーグ第4節を行い、日本代表DF酒井宏樹所属のマルセイユ(フランス)は敵地でビトーリア・ギマランイス(ポルトガル)と対戦し、0ー1で敗戦。グループIの2位をキープしたものの、3位・4位との勝ち点差は2に縮まった。ベンチスタートの酒井は後半31分に途中出場している。

 3試合を終えて2勝1敗でグループIの2位に位置しているマルセイユ。ELではターンオーバー制を採用して酒井やMFフロリアン・トバンはベンチスタートとなり、10月29日のリーグ1第11節・リール戦(1-0)から先発7人を変更して4-2-3-1の布陣を敷く。攻撃の中核を担うFWディミトリ・パイェは右太ももの肉離れのため、招集外となった。

 試合直前にDFパトリス・エブラが観客に向けてカンフーキックをしてしまい、一発レッドという前代未聞の状況で始まった今節。前半29分からマルセイユがゴールに迫る。MFクリントン・エンジーがPA左から切り返して右足シュートを放つが、相手GKが正面でキャッチ。同35分にはMFルイス・グスタボの左足ミドルはゴール右に外れ、0-0で前半を折り返した。

 後半に入り、両者がそれぞれチャンスをつくる。後半12分、MFルイス・グスタボの浮き球パスに反応したエンジーが最終ラインを突破。PA手前で相手GKをよけてシュートを放ち、ボールは無人のゴールへ向かうが相手DFのクリアに遭う。ギマランイスは同19分、FWラファエル・マルティンスが独走から豪快な右足ミドルを放つが、鋭い弾道はクロスバーを直撃し先制点にはならなかった。

 より攻撃的に仕掛けたいマルセイユは後半22分にトバン、同31分には酒井を投入する。しかし均衡を破ったのはギマランイス。同35分、FWアルメイダ・ラモスのアーリークロスをMFパオロ・ウルタードが頭で合わせて先制に成功。追う展開となったマルセイユは最後のカードとしてFWコスタス・ミトログルを投入し、1点を取りに行く。

 同点を狙うマルセイユだったが逆に焦りが出てしまい、後半42分にDFブバカル・カマラが危険なタックルで2回目の警告を受け退場処分に。数的不利のまま試合は0-1で終了し、グループリーグ2敗目となった。勝ち点6のマルセイユは2位をキープしているものの、勝ち点8の首位・ザルツブルク、同勝ち点4の3位・ギマランイスと4位・コンヤスポルとは2試合を残してそれぞれ勝ち点差2となっている。マルセイユは23日の次節で敵地にてコンヤスポルと対戦する。

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