beacon

最下位ヘルタがEL初勝利!J組は混戦模様に…原口も“一発退場”以来の半月ぶり出場

このエントリーをはてなブックマークに追加

半月ぶりの出場となったヘルタ・ベルリンFW原口元気

[11.2 ヨーロッパリーグ第4節 ヘルタ2-0ゾリャ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は2日、グループリーグ第4節を行い、FW原口元気の所属するグループJのヘルタ・ベルリン(ドイツ)はゾリャ・ルハーンシク(ウクライナ)を2-0で下し、今大会初勝利を飾った。原口は左サイドで後半13分から途中出場し、プレッシングから2点目の起点となった。

 先手を取ったのはヘルタ。前半16分、右CKが左サイドに流れたところから攻撃参加していたDFジョーダン・トルナリガがヒールで落とし、DFマキシミリアン・ミッテルステットのダイレクトクロスに反応したFWデイビー・ゼルケが頭で押し込んだ。

 この一戦に勝利すればグループリーグ突破が大きく近づくゾリャもゴールに向かう。前半29分、MFオレクサンドル・アンリエフスキの縦パスはディフェンスにカットされ、こぼれ球を拾ったMFマクシム・リュノフがシュートを放ったが、惜しくも右に外れてしまった。

 ヘルタの1点リードで迎えた後半13分、原口がMFソロモン・カルーに代わって投入される。原口は10月14日のブンデスリーガ第8節(●0-2)で退場処分となり、2試合出場停止。その間に行われたEL第3節のゾリャ戦(●1-2)、DFBポカールのケルン戦(●1-3)でも出番がなかったため、約半月ぶりの出場となった。

 次にチャンスをつくったのはゾリャ。MFルスアン・バベンコのロングスローをMFシラスがバックヘッドでそらし、MFアルテム・ホルディイェンコが右足アウトサイドで押し込もうとしたが、ボールはゴール上に外れた。

 それでも後半27分、ヘルタが追加点を獲得する。原口が左サイドでプレッシャーをかけたところ、相手ボールホルダーがパスミス。右サイドでボールを拾ったMFアレクサンダー・エスバインが縦パスを送り、抜け出したゼルケがGKとの1対1を制してゴールに流し込んだ。

 その後は原口がしかける場面もあり、ヘルタがグループリーグ2位のゾリャを圧倒。2-0のまま試合を締めて、今大会初勝利を飾った。これが2009年12月16日のスポルティング・リスボン戦以来、実に2879日ぶりとなる欧州カップ戦での白星。1勝1分2敗でいまだ最下位だが、2位のゾリャに勝ち点2差に迫った。

●EL17-18特集
●海外組ガイド

TOP