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VARで追加点取り消し…武藤フル出場のマインツは2戦連続ドロー

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フル出場したマインツFW武藤嘉紀

[11.4 ブンデスリーガ第11節 ボルシアMG 1-1 マインツ]

 ブンデスリーガは4日、第11節2日目を行い、FW武藤嘉紀が所属するマインツはアウェーでボルシアMGと1-1で引き分けた。1トップでフル出場した武藤は終盤に危険な位置でFKを獲得するなど見せ場をつくった。

 先にチャンスをつくったのはマインツ。前半17分、MFレビン・エズトゥナリが長い距離をドリブルで攻め上がり、MFジャン・フィリップ・グバミンにスルーパス。GKと1対1を迎えたところで相手DFに倒されたが、PKを告げるホイッスルは鳴らなかった。

 それでも前半19分、マインツはMFアレクサンドル・マキシムが右CKを蹴り込むと、グバミンがヘディングで合わせる。うまくミートしなかったボールは大きく浮き上がり、ゴール前でボルシアMGのGKヤン・ゾマーが手を伸ばしたが、DFアブドゥ・ディアロが高い打点から頭で押し込み、先制点を奪った。

 一方のボルシアMGは前半31分、相手GKのミスからゴールに近づく。バックパスを受けたマインツGKロビン・ツェントナーがトラップを後ろに流すと、ボールを見失って空振り。FWラース・シュティンドルが激しく詰めたが、ツェントナーがなんとかボールを処理し、失点は免れた。

 マインツは前半39分、ドリブルで攻め上がったエズトゥナリが右サイドにパスを送り、DFジュリオ・ドナーティがクロス。相手DFがクリアしたこぼれ球をドナーティが拾って左足でゴールネットを揺らした。ところが、相手DFをMFズアト・ゼルダーが倒したとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、追加点は認められなかった。

 するとボルシアMGは後半22分にセットプレーから試合を振り出しに戻す。MFビンチェンツォ・グリフォの右CKからニアサイドでDFヤニク・ベステルゴーアが豪快なヘディングシュート。1-1の同点に追いついた。

 マインツは後半24分、FWパブロ・デ・ブラシスに代えてFWビクトル・フィッシャー、後半34分にマキシムに代えてMFファビアン・フライを投入し、勝ち越しを狙う。後半43分には武藤がゴール正面で倒され、FKを獲得。DFBポカール(ドイツ国内杯)2回戦のホルシュタイン・キール戦(○3-2)で同じく武藤のFK獲得からゴールを決めていたDFダニエル・ブロシンスキが精度の高い右足でゴール左隅を狙ったが、惜しくもクロスバーに阻まれた。

 その後も武藤が最終ラインの裏に抜け出すなど見せ場をつくったが、最後まで2点目は奪えず。マインツは2試合連続ドローに終わり、3試合勝ちなし(2分1敗)となった。

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