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ウェリントン“みそぎ弾”の福岡がJ2王者下す! 湘南は今季絶望的だった高山が奇跡の復活も敗れる

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FWウェリントンとFW石津大介のゴールで勝ち切った福岡

[11.5 J2第40節 福岡2-1湘南 レベスタ]

 4位アビスパ福岡がすでにJ2優勝を決めている湘南ベルマーレを本拠地に迎え、2-1で勝利した。4試合ぶりの白星で4位以上を確定させたが、自動昇格圏内の2位長崎との勝ち点差は2で変わらず。次節はホームで5位松本と対戦する。

 福岡は前節・東京V戦(0-0)から先発3人を入れ替え。出場停止明けのDF冨安健洋とFWウェリントン、負傷明けのMF三門雄大がそれぞれ2試合ぶりにスタメン復帰した。対する湘南は前節・岡山戦(1-1)から2人を変更。MF藤田征也が2試合ぶり、FWドラガン・ムルジャが3試合ぶりに先発起用された。

 敵地で行われた前回対戦で3-0の快勝を収めている福岡は、今節も先にスコアを動かす。前半27分に右サイドのDF駒野友一が左足でクロスを入れると、GK秋元陽太がキャッチミス。ゴール前のMF山瀬功治はシュートを打ち損なったが、流れたボールにファーのウェリントンが反応し、至近距離から右足で蹴り込んだ。

 4試合ぶりに沈黙を破ったウェリントンは今季18ゴール目。前々節のホーム千葉戦(0-1)では2度のPK失敗後に危険なプレーで退場してしまい、試合後には涙を流す姿も見られたが、そこから見事に立ち直り、重要な一戦で“みそぎ”のゴールを挙げた。

 1点ビハインドの湘南は後半14分に右サイドでFKを獲得。キッカーのMF下田北斗が左足で送ったクロスをファーのDFアンドレ・バイアが頭で折り返すと、走り込んだMF石川俊輝が右ポスト付近からジャンプしながら右足で押し込み、J2王者の意地を見せる。

 しかし自動昇格の最後の1枠を狙う福岡は、後半21分に再びJ2チャンピオンのゴールネットを揺らす。右サイド深くから駒野が送ったクロスはニアのDF山根視来に阻まれるが、クリアボールを拾った途中出場のFW石津大介が寄せに来た山根をワンタッチでかわし、倒れながら右足でシュート。これがゴール左隅に決まり、2-1と勝ち越しに成功した。

 湘南は後半32分、DF杉岡大暉との交代でMF高山薫を投入する。高山は3月25日に開催された第5節・千葉戦(2-0)で右膝前十字靭帯を損傷。4月4日に手術を実施し、全治8か月の診断で今季中の復帰は絶望的と見られていたが、225日ぶりに公式戦のピッチへ戻った。だが、最後まで2点目を奪えず、1-2で終了のホイッスル。3試合ぶりに黒星を喫すると同時に、福岡に対してシーズンダブルを許した。

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