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シティがアーセナル撃破で9連勝!ハリル警戒のブラジル代表FWもゴール

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途中出場のFWガブリエル・ジェズスがダメ押し

[11.6 プレミアリーグ第11節 マンチェスター・C 3-1 アーセナル]

 プレミアリーグ第11節が6日に行われ、エティハド・スタジアムではマンチェスター・シティアーセナルが対戦。圧倒的な攻撃力を披露したシティが3-1で勝利し、9連勝を飾った。

 8連勝中のシティは、1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ナポリ戦(4-2)のスタメンから2人を変更。DFカイル・ウォーカーとMFダビド・シルバが先発に復帰した。対するアーセナルは、2日のヨーロッパリーグ(EL)レッドスター戦からMFフランシス・コクランを除く10人、前節スウォンジー戦からは2人を変更した。中3日での先発となったコクランは3バックの中央に入った。

 立ち上がりからシティのカウンターが猛威を振るう。前半2分、アーセナルのCKからMFラヒーム・スターリングがボールを運び、MFケビン・デ・ブライネのラストパスをPA右で受けたFWセルヒオ・アグエロが右足を振り抜く。11分には、ハーフェーライン付近でのインターセプトから最後はMFレロイ・サネが左サイドから鋭いクロスを入れ、あとは合わせるだけだったが、スターリングはわずかに届かなった。

 アーセナルを圧倒するシティが試合を動かしたのは前半19分だ。デ・ブルイネがクロスのクリアボールから右足シュートを放ったが、GKペトル・チェフに止められる。こぼれ球を左サイドでサネが回収し、シルバのパスを受けたデ・ブルイネがMFフェルナンジーニョとのワンツーからPA左に侵入し、左足を一閃。名手チェフも届かないゴール右隅に流し込み、先制に成功した。

 なかなかチャンスを作れないアーセナルは前半アディショナルタイム1分、ロングパスを敵陣中央でおさめてFWアレクシス・サンチェスのパスを受けたMFアーロン・ラムジーがPA内から対峙したDFをかわして右足を振り抜く。しかしGKエデルソンに止められてしまい、1点ビハインドで前半を終えた。

 後半開始からアーセナルが勢いよく前に出たが、シティがしたたかに追加点を挙げる。4分、フェルナンジーニョが裏にロングパスを送ると、これに反応して抜け出したスターリングがDFナチョ・モンレアルに倒されてPKを奪取。キッカーのアグエロが落ち着いてGKチェフの逆を取り、ゴール右隅にねじ込んだ。

 厳しい展開となったアーセナルは後半11分、コクランを下げてFWアレクサンドル・ラカゼットを投入。システムを4バックに変更した。すると、アーセン・ベンゲル監督の交代策が奏功する。イウォビ、ラムジーと繋いだボールをPA右で受けたラカゼットが右足を振り抜くと、GKエデルソンの股下を抜けてゴールネットを揺らした。

 1点を返されたシティは後半23分、左CKからニアで味方が中央に流したボールを、途中出場のFWガブリエル・ジェズスが右足シュート。決定的なシーンだったが、GKチェフに止められてしまう。それでも29分、オフサイドラインぎりぎりでPA右に抜け出したシルバが中央に折り返し、ジェズスが右足で合わせて3-1。再びリードを2点差とした。

 アーセナルは後半33分、ラムジーとイウォビを下げて、カップ戦で結果を残しているMFジャック・ウィルシャーとFWオリビエ・ジルを投入。しかし決定機すら作らせてもらえず、シティのバランスの取れた攻守に屈した。

 試合はシティが3-1で勝利。日本代表メンバーの発表会見でバヒド・ハリルホジッチ監督が「私に言わせれば世界で一番うまいアタッカー。ハイレベルのクオリティーを備えた選手」と称えたブラジル代表のジェズス、さらにベルギー代表のデ・ブルイネも得点し、開幕からの無敗(10勝1分)をキープしている。

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