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“開始約20秒”に先制も…ヘルタは3-3ドロー決着、出場停止明けの原口はメンバー外

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開始約20秒の先制点に喜ぶヘルタ・ベルリンの選手たち

[11.5 ブンデスリーガ第11節 ボルフスブルク3-3ヘルタ]

 ブンデスリーガは5日、第11節3日目を行い、FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンはアウェーでボルフスブルクと対戦し、3-3で引き分けた。原口は2試合の出場停止処分が明けたが、出場資格のある公式戦では今季初めてメンバー外となった。

 ボルフスブルクのキックオフで始まった一戦だったが、ヘルタが“前半20秒”にスコアを動かす。中盤でプレスをかけて奪ったボールをMFペア・シルヤン・シェルブレットが縦に送ると、MFバレンティーノ・ラザロが右へスルーパス。PA内右に持ち込んだFWベダド・イビセビッチが右足で流し込み、いきなり先制に成功した。

 ところが、その後のヘルタは防戦一方に。前半5分、ボルフスブルクは右サイドで獲得したFKをMFダニエル・ディダビが蹴り込み、ニアでDFジョン・アンソニー・ブルックスがヘディング。ボールは右ポストを叩き、こぼれ球をFWマリオ・ゴメスが押し込んだ。しかし、ブルックスのシュートの時点でゴメスの位置がオフサイドだったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がゴールを認めなかった。

 それでも前半20分、ボルフスブルクはMFユヌス・マリのクロスに反応したディダビがPA内で倒されてPKを獲得する。キッカーはゴメス。ところが、豪快なキックがクロスバーに阻まれてしまい、またしても同点のチャンスを生かすことができなかった。

 さらに前半27分、ボルフスブルクは右からのクロスが相手DFに阻まれたが、こぼれ球に反応したマリのボレーが味方に当たってゴールイン。ようやく同点かと思われたが、ボールに当たった味方がシュートの際にオフサイドポジションにいたとして、またしてもVARの判定でゴールが取り消された。

 しかし前半41分、攻め続けたボルフスブルクがようやく同点に追いつく。左サイドを攻め上がったDFマルセル・ティセランのクロスは相手DFが頭で触ったが、ファーサイドのFWディビック・オリギに流れ、ボレーでクロスを配球。ゴール正面に走り込んだマリが頭で決めた。

 さらに前半44分、ボルフスブルクはディダビのスルーパスに反応したゴメスがゴール前に抜け出すと、GKルネ・ヤシュティンが触れる前にアウトサイドでシュート。右ポストに当たりながらもゴールマウスに吸い込まれ、一気に逆転に成功した。

 1点ビハインドとなったヘルタは後半8分、左サイドで獲得したFKをDFマービン・プラッテンハルトがキック。DFカリム・レキクがバックヘッドで合わせると、ふんわりと浮いたボールがゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 ところが後半15分、ボルフスブルクはディダビの左CKに対し、ニアへ飛び込んだDFロビン・クノッヘが頭でそらすと、ファーサイドで待っていたのはオリギ。難しいバウンドに対してお腹で押し込み、再びリードを獲得した。

 それでも後半39分、ヘルタはワンツーでゴール前に抜け出したシェルブレットがPA内にスルーパス。抜け出したFWデイビー・ゼルケが落ち着いて流し込んで、またしても同点に追いつくことに成功した。そのままスコアは動かず、試合終了のホイッスル。何とかドローに持ち込んだヘルタは3戦負けなし(1勝2分)となった。

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