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冬の大学日本一決定戦!出場決定は筑波大やびわこ大ら14校、残る各地域の状況は?

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関西王者として関東開催の全国大会へ臨むびわこ大

 12月13日に開幕する冬の大学日本一決定戦・第66回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の出場校が全国各地で続々と決まっている。関東地域では前回覇者の筑波大順天堂大流通経済大が全国切符をつかんだほか、北海道、東北、北信越、中国、四国は出場校が確定している。残る地域の状況はどうなっているのか。

 北海道では北海道教育大学岩見沢校札幌大に逆転しての優勝で4年連続7度目のインカレ出場。東北は仙台大富士大に決まり、四国では“地方の雄”高知大が24年連続33回目の出場を決めた。

 IPU・環太平洋大が第1代表となった中国地域は、第2代表を巡って熾烈な戦いが繰り広げられた。リーグ全日程を消化し、勝ち点36に福山大広島経済大広島大が並んだ結果、得失点差で大きく上回った福山大が3年ぶり9度目の全国切符を手にしている。

 また注目校としては、強化を進める新潟医療福祉大がリーグ12勝1分1敗で優勝を果たし、北信越第1代表として5年ぶり4度目の冬の全国へ。同地域の第2代表は、鳥栖や横浜FC、富山で監督を歴任した岸野靖之氏が監督を務める松本大が入り、初出場を決めている。

 最多5枠の関東では、既にインカレ出場を決めた筑波大と順天堂大が第1代表の座を争っており、流通経済大は関東第3代表に確定。なお、現在リーグ6位につける法政大は総理大臣杯覇者として、インカレ出場が決まっている。

 今季リーグ2試合となり、残る2枠を巡っては東京国際大明治大東洋大駒澤大の4校での争いとなっているが、東京国際大と明治大が頭ひとつ抜けており、今節にも自力で確定させる可能性がある。

 東海地域では静岡産業大が既に出場権を手にしており、残る2枠を常葉大学浜松キャンパス、中京大東海学園大で争っている。なお、常葉大浜松は今節・名古屋経済大戦に引き分け以上で、3位以内が確定。インカレ出場が決まる状況だ。

 白熱の関西地域ではリーグ初優勝を決めたびわこ成蹊スポーツ大のみが、全国切符を手にしている状況。残るは3枠となり、阪南大関西大関西学院大立命館大大阪体育大桃山学院大大阪学院大近畿大京都産業大の9チームに数字上は可能性が残っている。

 台風の影響による延期節が最大2試合あったため、消化試合数にずれが生じており、最終節以降の延期試合(第6節分・11月25、26日開催)まで、もつれ込む可能性が高い。

 3枠を保持する九州地域では福岡大(勝ち点46)が首位を走っているものの、現時点でインカレ出場を確定させているチームはいない。リーグ残り3試合。福岡大に鹿屋体育大(同43)、九州共立大(同40)、九州産業大(同39)、宮崎産業経営大(同32)を含めた5チームでの争いとなっている。

 今節で2位・鹿屋体育大とインカレ圏外の4位・九州産業大が激突。九産大が敗れた場合は無条件で首位・福岡大と鹿屋体育大のインカレ出場が決まる。

現時点での出場確定チームは以下のとおり

▼出場チーム一覧
【総理大臣杯優勝校】
法政大(2年連続29回目)

【北海道】
北海道教育大学岩見沢校(4年連続7回目)

【東北】
第1代表:仙台大(17年連続34回目)
第2代表:富士大

【関東】※5枠
筑波大(2年連続36回目)
順天堂大(4年連続22回目)
第3代表:流通経済大(2年ぶり11回目)

【北信越】
第1代表:新潟医療福祉大(5年ぶり4回目)
第2代表:松本大(初出場)

【東海】※3枠
静岡産業大(2年連続12回目)

【関西】※4枠
第1代表:びわこ成蹊スポーツ大(3年ぶり3回目)

【中国】
第1代表:IPU・環太平洋大(5年連続5回目)
第2代表:福山大(3年ぶり9回目)

【四国】
高知大(24年連続33回目)

【九州】※3枠


●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集

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