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「マルセロみたいにバーンと行くかなと」。出場停止明けの大阪桐蔭MF菊井が大阪決勝で鮮烈先制弾!

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決勝戦で先制点を決めた大阪桐蔭高MF菊井悠介

[11.11 選手権大阪府予選決勝 履正社高 1-2 大阪桐蔭高 金鳥スタ]

 前日10日にブラジル代表DFマルセロが日本代表相手に決めた鮮烈ゴール。選手権大阪府予選決勝で先制ゴールを決めた大阪桐蔭高MF菊井悠介(3年)にとっては、自身の決めた一撃とマルセロのゴールシーンで重なる部分があったようだ。

 前半36分、大阪桐蔭は左スローインをキープしたFW今岡陽太(3年)がDFを引きつけて後方へボールを落とす。これを菊井が右足ダイレクトで撃ち抜くと、ボールは鋭い弾道を描いてゴール左隅へ突き刺さった。

「ボールが来た時に自分の間合いだったので左隅を狙って、速いボールだったら、昨日のマルセロみたいにバーンと行くかなと思ったので、強く左側に蹴ることだけを意識しました。たくさんの応援が来ていたので、自分もその中で結果を残したいと思っていたので結果を残せて良かったです」

 準決勝は出場停止。チームメートが連れてきてくれた決勝戦だった。仲間への感謝の思いを持って走り、ドリブル突破、スルーパスなどでチャンスに絡んだ。エース今岡が相手の脅威となる中でチャンスを待ち続けて、ここぞの場面でゴール。仲間に一つ恩返しをして優勝を決め、悲願の選手権の舞台に立つ。

「(目標が)日本一は当然なんですけれど、大阪の代表として、桐蔭らしいサッカーをしたい。パスサッカーだったり、堅守だったりを相手に応じながら、自分たちらしいサッカーを全国で出せるようにやっていきたい」。この日、自分でも思い描いていた以上というゴールを決めたMFは、全国大会でも大阪桐蔭の特長を発揮することに貢献し、日本一獲得のためにゴールを奪う。 

(取材・文 吉田太郎)
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