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[MOM2319]長崎総合科学大附DF田中純平(3年)_献身貫いた主将が大仕事!小嶺監督「どこへ行ってもリーダーになるよ」

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表彰を受ける長崎総合科学大附高DF田中純平主将

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.12 選手権長崎県決勝 長崎総合科学大附高 2-1(延長)長崎日大高]

 名将・小嶺忠敏監督の言葉が彼の人間性を物語っている。「しっかりしとるからね。あんなのが11人揃ったら何も心配することはない。どこへ行ってもリーダーになるよ」。長崎総合科学大附高は、指揮官が日頃からその姿勢を絶賛するリーダー、DF田中純平主将(3年)の劇的な決勝ゴールによって全国切符を掴んだ。

 1-1で突入した延長戦は前後半計20分間を終えようとしていた。だが、後半10分、長崎総科大附は右FKをファーサイドのFW柏木澪弥(2年)に入る。長崎日大高のDFとGKが挟み込むように守り、シュートを打たせなかったが、こぼれ球が後方で構えていた田中の下へ。目の前には相手選手が3人いたが、「ブチ破ってやろうというのがあった」という主将の渾身の右足シュートがゴールに突き刺さった。

 ガッツポーズした後、すぐに駆け寄ったチーム―メートの輪に吸い込まれた。中には試合終了前に涙する選手の姿も。「自分が決めてやろうという気持ちは持っていたんですけれども、たまたまこぼれてきたのでとにかく振り抜こうと思ったら良いシュートになった。PKになると運の部分もありますし、どっちになるか分からない。競り合いの中で勝ちきれたのは大きかった」と田中は興奮のシーンを静かに振り返っていた。

 田中は長崎を代表する強豪校で下級生時から先発を担う中心選手。この日は決勝点を決める一方で的確なカバーリング、インターセプトするシーンが何度もあった。実力的に見てもリーダーに相応しい存在だが、主将となった際、FW安藤瑞季(3年)やFW荒木駿太(3年)、DF嶋中春児(3年)らタレント揃うチームを引っ張る上で心がけてきたことがある。

 それはどんな時も献身的にやり続けること。「自分は周りに比べて特別身体能力があるとかいうプレーヤーではないので、献身的にチームのためにという姿勢を見せて周りを引っ張っていくと春先から思っていた。それが最後のゴールに繋がっていたらやってきて良かったと思います」と微笑んだ。

 次は全国。昨年は緊張のために持ち味であるカバーリングやフィードの部分を発揮できなかったという。「磨きをかけて全国でも勝負できる選手になりたいです」。この日も試合を決めるプレーや持ち味を発揮するプレーがあった一方で、攻め上がった際のボールロストや、相手の仕掛けを止めきれなかった部分もあった。それだけに、ミスにもしっかりと目を向けて、より意識を高く持って、リーダーは仲間たちとともに全国へ向かう。

(取材・文 吉田太郎)
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