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代表復帰を願うベンゼマ、デシャンの塩対応には「傷ついたよ」

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フランス代表から長く遠ざかっているFWカリム・ベンゼマ

 レアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマは、ディディエ・デシャン監督がフランス代表を率いている限り、代表復帰は難しいと考えているようだ。スペイン『アス』が伝えている。

 2年前に“セックス・テープ”をもとにMFマシュー・バルブエナ(現フェネルバフチェ)が恐喝された事件に関与したとして代表を追放され、それ以来レ・ブルー(フランス代表の愛称)から遠ざかっているベンゼマ。ドキュメンタリー番組『K・ドゥ・ベンゼマ』の公開に先駆けて行われた『カナル・プラス』のインタビューで、代表復帰について言及している。

「デシャンがチームの監督である限り、僕が代表チームに戻ることはないだろう。もちろん代表については考えているさ。だけど最後に出てからもう2年半も経った。EUROの前に電話をしたことがあったけど、僕が呼ばれない理由については説明されなかった」

「僕はデシャンのことをリスペクトしている。だけど彼も僕を呼ばなくなるまでには最大限のリスペクトを僕にしてくれていたんだ。だから傷ついたよ。彼が僕に会いたいといえば、話も進むと思うけれど」

 フランスの元10番がW杯でプレーする可能性はあるのだろうか。

「難しいだろうね。僕もバカじゃない。もちろん出たいさ。僕はサッカーを愛しているし、国を背負ってプレーするプレッシャーは何事にも代えがたいものがある。国を背負って勝ちたいという思いは強い。だからまだ可能性はあると信じている。将来何かが変わるかもしれない。僕はそう願っているよ」

「フランスの選手とは誰とも問題を抱えていない。ときどき会っている選手もいるし、みんなに会えるのは嬉しいことだ。世界中の人がそう思っているのかもしれないけど、僕はトラブルメーカーじゃない。そういう人間じゃないんだ」

 ベンゼマは改めて身の潔白を訴えるとともに、自身が代表に必要な選手であることを主張した。W杯まで残された期間は約7か月。わずかな可能性を信じ、所属クラブでアピールを続けていく。

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