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今節J2降格決定の条件は…?“降格王手”から粘る新潟&石井監督初陣の大宮

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新潟サポーターが掲げた横断幕

 J1リーグは3週間の中断が明け、第32節が18日に開催される。最下位のアルビレックス新潟はJ1残留が極めて厳しい状況だが、“降格王手”から前節まで2節連続で驚異の粘りを見せ、降格決定を回避した。

 残り3試合で新潟と残留圏15位甲府の勝ち点は9差。新潟が3連勝、甲府が3連敗したうえで、現在19差ある得失点差(甲府-16、新潟-35)を逆転しないといけない。同時に広島と大宮も上回る必要があるが、広島、大宮いずれもあと1勝(大宮は甲府との直接対決を残しており、甲府の3連敗が条件となるため、この試合に大宮が勝つ前提で、残り2試合のうちあと1勝)で、新潟は届かなくなる。

 今節はヴァンフォーレ甲府との直接対戦だ。新潟は甲府に引き分け以下に終わった時点でJ2降格が決定。たとえ勝利しても、広島(vs神戸)○または大宮(vs仙台)○のいずれかで、やはり04年のJ1昇格後初となるJ2降格が決まる。

 また、中断期間にシーズン2度目の監督交代に踏み切った17位大宮にも今節で降格決定の可能性がある。残留圏15位甲府との勝ち点は4差。石井正忠新監督の初陣となる今節で、大宮が仙台戦に●、甲府が新潟戦に○なら3年ぶり2度目のJ2降格が決定。大宮の降格が決定する場合は同時に新潟の降格も決まる。この条件以外は第33節以降に持ち越しとなる。

 そして14位の清水エスパルス対13位の北海道コンサドーレ札幌という試合も面白い。札幌は勝てば残留が決定。引き分けた場合は広島が引き分け以下、もしくは甲府が敗戦、敗れた場合でも広島が敗れれば残留が決まる。清水も勝てば広島が敗れた場合に残留が決まるため、広島が敗れれば両チームの残留が同時に決まる可能性がある。

【J1】
▼残留争い
今節(第31節)で新潟、大宮のJ2降格が決まる可能性がある。

[新潟](vs甲府)
・○の場合、広島○または大宮○で降格決定
・△●の場合、他会場の結果に関係なく降格決定

[大宮](vs仙台)
・●の場合、甲府○で降格決定

■J1順位表(第31節終了時点)
13.札幌(34)-12
14.清水(31)-17
15.甲府(28)-16
--------------------------------
16.広島(27)-18
17.大宮(24)-24
18.新潟(19)-35

第32節
11月18日(土)
仙台 14:00 大宮 [ユアスタ]
柏 14:00 磐田 [柏]
川崎F 14:00 G大阪 [等々力]
横浜FM 14:00 C大阪 [日産ス]
新潟 14:00 甲府 [デンカS]
神戸 14:00 広島 [神戸ユ]
鳥栖 14:00 FC東京 [ベアスタ]
清水 15:00 札幌 [アイスタ]

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