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パトリックが投入直後にV弾!広島が神戸を下して降格圏脱出

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先制点を決めたMF稲垣祥

[11.18 J1第32節 神戸1-2広島 神戸ユ]

 サンフレッチェ広島が敵地でヴィッセル神戸を2-1で下し、連敗を3で止めて15位に浮上。降格圏を脱出した。

 残り3試合となったJ1リーグ。勝ち点27で降格圏内の16位につける広島としてはアウェーといえど勝利が欲しいところ。前半17分、FWアンデルソン・ロペスとMF柴崎晃誠のコンビネーションで左サイドを崩すと、柴崎のパスからPA左に侵入したDF高橋壮也がクロス。ゴール前に走り込んでいたMF稲垣祥が頭で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドの神戸は同点のチャンスを立て続けに迎える。前半24分、PA内で高橋壮のパスミスを見逃さなかったFWハーフー・マイクが左足を振り抜くが、枠を外してしまう。26分には、左サイドからのアーリークロスでハーフナーが裏に抜け出し、胸トラップから左足ボレーを放ったが、惜しくも枠を捉えきれなかった。

 それでも神戸がその勢いのまま同点に追いつく。前半27分、DF三原雅俊のパスを受けたMF渡邉千真が素早い反転からPA左に侵入。鋭い右足シュートをゴール右隅に流し込み、試合を振り出しに戻した。さらに30分、大きなサイドチェンジから右サイドのDF藤谷壮がクロスを供給し、フリーとなっていたMF小川慶治朗がヘディングシュート。逆転のチャンスだったが、惜しくも左ポスト外側をかすめていった。

 後半立ち上がりにチャンスを作ったのは神戸。3分、右サイドからのクロスをPA内でFWルーカス・ポドルスキが足もとにおさめ、DF椋原健太のマークを振り払い、反転から左足を振り抜いたがクロスバーを越えてしまう。広島は7分、MFフェリペ・シウバのスルーパスに反応したMF柏好文がPA右から中央へ折り返し、ニアでアンデルソンが右足で合わせるが枠を外れた。

 後半15分、広島に決定機。柏がドリブルで攻め上がり、PA右から中央へ折り返す。ゴール前に走り込んだ柴崎が右足で合わせたが、GK徳重健太のファインセーブに阻まれ、勝ち越しとはならなかった。19分にはPA右手前で稲垣のハンドによりFKを献上。左利きのポドルスキに直接狙われたが、精度を欠いたシュートに助けられた。

 1-1で均衡した状況の中、スコアが動いたのは後半32分だった。右サイドから椋原が上げたクロスをファーサイドのFWパトリックがヘディングシュート。入ったばかりのブラジル人助っ人が値千金の勝ち越しゴールを奪い、広島が2-1とする。37分、右サイドから柏がゴール前へ斜めに仕掛け、PA左に送ったラストパスをフェリペが右足シュート。追加点のチャンスだったが、再びGK徳重の好セーブに阻まれた。

 神戸は後半38分、FW田中順也とMF小林成豪を投入。怒涛の反撃に出たが、広島の集中した守備を崩すことができず、2-1のままタイムアップ。広島がなんとか逃げ切った。

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