beacon

[MOM490]筑波大MF西澤健太(3年)_アシスト王が最終戦で2G1Aの大暴れ

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF西澤健太(2年=清水ユース)が2ゴール1アシストの大暴れ

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.19 関東大学1部L第22節 筑波大3-2順天堂大 味フィ西]

 筑波大に勝利をもたらしたのは、MF西澤健太(3年=清水ユース)のスーパーゴールだった。2-2の後半33分、左サイドからのパスをゴール中央で受けた西澤は、冷静にシュートコースを作って右足を振り抜く。「(DFが)中野さんにつられるなと思ったので、間のポジションを取った」。冷静な判断から振り抜かれたシュートは一直線にゴール左隅に突き刺さった。

 集まった2909人のどよめきを呼ぶゴール。本人も「ちょっとシュートはあんなシュート打ったことなかったので、反応に困りました。正直自分でもびっくりした」と目を丸めるも、「そういう形は練習している形なので、練習の成果が出たかなと思います」と胸を張った。

 またこの日の西澤は先制点を記録。DF鈴木大誠(3年=星稜高)が決めた2点目もCKからアシストした。2ゴール1アシストと全得点に絡む大活躍を見せた背番号25は、「内容がどうであれ、勝つことにこだわってやってきた」と歴代最多勝、歴代最多勝ち点を同時に更新する勝利を喜んだ。

 今季は開幕直後に肉体改造に着手。体重を64kgから67kgに増やした。序盤は体が思うように動かず、メンバーから外れることもあったが、「総理大臣杯が終わってからだんだんフィットしてきた」という。終わってみれば8得点8アシスト。結果として1部リーグのアシスト王という称号を手にした。

 次の目標は大学選手権(インカレ)連覇。ただ昨年との違いは関東大学王者として臨む大会になる。「みんなが同じ方向を向いてサッカーが出来ていること」と“関東大学史上最強チーム”の強みを分析すると、「インカレを獲りに行くことを意識していきたい」と気持ちを高めていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第91回関東大学1部L特集

TOP